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▼ バースデーメッセージ

「ボス」
「なんだい」
「今日は何の日か知ってますか?」
「今日……?」

そう言ってボスは首を傾げた。
ちなみに今日は私の誕生日である。

「知らんな」
「えー、でも本当はしってるでしょう?」
「その前に仕事を終わらせてくれないか」
「えー」

そう言ってボスは書類を私に渡した。
私はしぶしぶ書類を受け取り、部屋を出るのだった。

「ボスなら覚えてくれてると思ったのにな……」

そう呟きながら私はもらった書類に目を通しながら部屋に戻ろうとする。
すると、書類の最後のページになにか挟まっているのに気が付いた。

「なんだろ、これ……?」

そういって書類に挟まっていたものを抜くと、そこにはメッセージカードが入っていた。
私はそのメッセージカードを開いてみたら、そこにはこう書かれていた。

『happy bitrhday ななし  ヴェノムより』

メッセージカードを閉じた後、私は部屋に戻った。
そして誰もいない、私の部屋で呟くのだった。

「ボス、ありがとうございます……!」

この後仕事がはかどって何時もより早く書類整理が終わったとか。


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