「あっ、チップ発見！」

「！……なんだ、ななしか」

「なんだってなんだよー」

「別に、なんでもないぜ」

「また手合わせする？」

「おう、いいぜ。いつでもかかってきな！」

「わかった！じゃあ、行くね！」



「はぁーっ。やっぱチップは強いね」

「当たり前だろ。そう言うお前はちと腕が落ちたんじゃないの？」

「そんなことないもん」

「ま、いいや。それより、立てるか？」

「いい、自分で立てる」

「……素直じゃねーな」

「ん、今なんて言った？」

「なんでもない。さ、なんか食おうぜ」

「もちろんチップのおごりでね」

「なんでだよ！」

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