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▼ ほっぺたをむにむにと

※現パロ

「ねえ、シン、なんか食べない」
「丁度いいな!オレもなんか食べよ!」

そう言って私とシンは近くのコンビニに入った。2人でレジに並び、肉まんを1つずつ買う。
コンビニから出て、早速肉まんを頬張り始める。

「……むっ、やっぱ美味しいー!」
「やっぱ寒いときは肉まんに限るな!」
「……シン」
「なんだ、ななし。言っておくが肉まんはやらねえからな」
「いや、そこまで卑しくないし。そうじゃなくて……」

私はそう呟いた後、シンの頬を摘まんだ。シンは驚いて「何すんだよー!」って驚いている。
そんなことはお構いなしに私はシンの頬をむにむにと触る。

「シンのほっぺやわらかい……ずっと触ってたい……とれちゃったらごめんね…」
「何言ってんだよななし。つかいい加減離してくれー!」
「あ、ああ。ごめん。シンのほっぺって柔らかそうだなって」
「だからってオレで遊ぶなよー……」

シンはそっぽをむいてしまう。シンにごめんね、と謝る。
謝った後、シンはこっちを向いてくれた。と思ったら私の肉まんをガブリと飲み込んだ。
私は唖然としつつ、シンに「もー!」と頬を膨らませた。

「だからってこんなに食べることないじゃない!」
「だってななし、食べないから食べてもいいかなって……」
「シンにはシンの分があったでしょ!」
「オレはもう食べちまったぜ」

シンはそう言って何も持ってない手を見せびらかした。いつの間にか肉まんは消え、シンの手はすっからかんだ。

「じゃあ、今度はシンがなんかおごってよ」
「オレがか?あんま高価なモンはなしだぜ」
「はいはい」

私とシンは冬の街を歩き始めるのだった。
またシンとこうして食べ歩き、もとい一緒にいられたらいいなと思いつつ。

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