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▼ 笑いあって

※学パロ


「もうクリスマスだね」
「はい、そうですね」

私は後ろの席に座っているディズィーに話しかける。
ディズィーはニコニコしながら私の話を聞いてくれる。
そんな世間はクリスマスであり、クラスの皆も浮足立っている者も少なくもない。

「またクリスマスパーティしようね。今度は隣のエルやラムも誘ってさ」
「いいですね! プレゼントを買わないといけませんね」
「よし、じゃあ、買いに行くぞ!」
「ええ」

そう言って、私とディズィーは教室を出た。




「これでプレゼントは買ったし、パーティに備えるだけだね」
「はい」

私とディズィーはプレゼントを買い、帰路へと歩きだす。
街もクリスマスムード一色で、あちこちにイルミネーションが光り、輝いている。
私はディズィーの方を向いて、プレゼントは別に買ったものを取り出した。

「はい、ディズィー」
「? なんでしょうか?」
「もうじき誕生日でしょ? だから先に渡そうと思って」
「……ありがとうございます!」

ディズィーはにこやかに笑って、プレゼントを受け取った。
ディズィーの笑顔を見て、私も笑顔になる。
ディズィーは早速プレゼントを開け、プレゼントの中身を取り出した。

「わあ、可愛いリボンですね!」
「ディズィーに似合うと思って買ったんだ」
「ふふ、ななし。ありがとう」

ディズィーがまた笑う。つられて私も笑う。
すると、目の前のツリーの色が光り始める。赤から青、青から緑に。
それを見た私とディズィーはまた、笑い始めた。

「これからもよろしくね、ディズィー」
「はい、ななしもよろしくお願いしますね」

笑いあった2人を祝福するかのようにツリーもまた、光を変え始めるのだった。


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