見ててほしい


私は控室を回っていた。水を届けるためである。
私はとある控室に入った。この部屋にはトゥーンリンク君がいた。

「トゥーン君、お疲れ様」
「あっ、ななしさん、ありがとうございます」

トゥーン君は水を受け取った後、水を飲む。ある程度飲んでから私の方を向く。

「今日は大活躍だったね」
「うん!最初リドリーに掴まれたときは焦ったけど、なんとかうまく脱出してみんなが戦ってるスキに奇襲仕掛けられたのはよかったよ」
「あれはビックリしちゃったな」

私とトゥーン君は談笑する。穏やかな時間が流れる。

「じゃあ、私は他の控室に行くよ」
「あ、ななしさん!待ってください」
「ん、どうしたの?」
「次も僕、活躍するよ!見ててね!」

トゥーン君がグッと私の手を握った。見ててほしいってことだろうか。

「うん、次の試合も見るよ、頑張って」

私はそう言った後、トゥーン君を見送った。私もまた、控室に水を置いたら、トゥーン君の試合を見に行こう。


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