クリスマスパーティ!


「それでは皆さん、メリークリスマース!」
「「「メリークリスマース!」」」

私の合図と共に皆もグラスを持って合図した。
今日はクリスマス、ってことで館のみんなでクリスマスパーティをしている。
早速カービィやヨッシー、ワリオさんがご飯を食べつくそうとしてメタナイトさんやルイージさん、ドンキーコングさんが止めに入っている。今回はパーティとはいえ皆もどこか(一部を除く)はしゃいでいる気がする。
私も食べつくされる前に食べ物を取ろうとすると、目の前にケーキの乗った皿が差し出された。差し出された先にはピーチさんがいた。

「ふふ、ななし。ケーキをどうぞ」
「ありがとうございます。早速いただきますね」

私はケーキを食べ始めた。うん、ケーキがふわふわでとても美味しい。
今回、料理はマスターが用意したとはいえ結構な量だ。おそらく一部のメンバー対策だろう。
私はケーキを食べ終わるとある人物が目に入った。ジョーカーさん達だ。

「あれ、ジョーカーさんは食べないんですか?」
「いや、俺はいい」
「そうですか……。あっ、クラウドさん、楽しんでますか?」
「……まあな」
「パックマンさん、それはいくら何でも食べすぎですよ!」

私はジョーカーさん、クラウドさん、パックマンさんに話しかける。あまり言葉にしないけど楽しんでる様子のジョーカーさんやクラウドさん、大きなチキンを丸呑みにしようとするパックマンさんを止めたりしつつ、内心は楽しいと思っている。
こんな時がいつまでも続けばいいのにな、と思いつつ、私は近くのローストビーフをよそる。

「ななしさん、楽しんでますか?」
「あ、パルテナ様。はい、楽しんでます!」
「ふふ、それはよかったわ。さて、私も食べますか」
「とか言って食べ過ぎないようにしてくださいよ」
「同感だ」
「2人共、ちょっと黙っててもらえますか?」

パルテナ様にツッコミを入れる2人のピットにパルテナ様からなんかヤバいオーラが見えた気がする。……気のせいか。
私もこのパーティを楽しみながら、みんなの様子を眺める。
カービィやヨッシー、ワリオさんは散々止められたのにも関わらずまだ食べようとしているし今度はデデデさんやパックマンさんも参戦してもう止めようがない状況と化している。
遠巻きにガノンさんやミュウツーさんは私と同じく眺めているだけで一応食べ物とかには手をつけているようだ。
ピーチさんやデイジーさん達女性陣は料理を手に取ってわいわいと話している。なんだか楽しそうだ。
他の皆さんも思い思いに楽しんでいるようである。私もそろそろパーティへ戻るべく、みんなの輪の中へ入るのだった。


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