筋トレをしよう


「うーむ、最近太ったかな……」

私は腹の肉をつまみながら呟いた。
マリオさんの料理やカービィの訳の分からない料理(でも美味しい)、スネークさんが捕ってきた謎の肉やらが美味しくてついつい食べ過ぎてしまっていたのだ。
食べすぎはいけないと思っていても食べてしまうのだ。これはまずい。
何かいいトレーニングがないか……と悩んでいるとある人物が私の前を通りかかった。リュウさんである。

「あっ、リュウさん」
「ん? ななしか。どうした?」
「実はいいトレーニング方法を探してまして……」

通りがかったリュウに何かいいトレーニング方法がないか尋ねてみた。
すると、リュウさんがこう言ってきた。

「なら、一緒に筋トレとかしないか」
「筋トレですか……わかりました! やります」
「よし、その意気だぞ。ななし」

こうして、私とリュウさんは一緒にトレーニングをすることになった。



「……30っと!」

私とリュウさんはトレーニング室へ行き、様々な筋トレをした。
腕立てを始め、クランチ、プランク……とやった。
たった今、2度目の腕立てをし終わった私はリュウさんを見た。
リュウさんは何か重しのようなものを持って腕立てをしている。
さすが格闘家、すごいなあ……と眺めているとリュウさんも終わったらしく、立ち上がった。

「よし、腕立てはこんなもんでいいだろう」
「他には何かするんですか?」
「ああ。この後は山に登ろうかと考えていてね」
「山!?」

いきなり腕立ての後に山という単語が出て、私は驚いた。
驚く私を他所にリュウさんは早速どこからあった袋を持って、今にも行こうとしている。

「って、今から行くんですか!?」
「そうだ。もしよければななしもどうか」
「さ、さすがにそれは遠慮します……」
「それは残念だな」

そう言ってリュウさんはトレーニング室から出て行ってしまった。
私はそんなリュウさんを見送ってから、少し休むかと思い、私もトレーニング室を後にするのだった。


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