「…くぁ…」

ベッドを背凭れにして、俺の雑誌を読んでいる名前の髪の毛を撫でると、んー?と俺の方を見て。

「どうしたんですか?」
「いや…何となく」
「そっか」

また雑誌に視線を戻した名前の髪の毛をまた撫でると、今度は雑誌を閉じて俺の方を見た。

「…先輩の髪の毛はふわふわですね」
「んー」

お互いに部活もあって一緒にいれる時間も少なくて。休みが重なった今日、どこかへ出掛ける事よりも一緒にいたい、という思いが重なって今こうして一緒にいれて

「…幸せだなぁ」

名前が隣にいて、こうやってのんびり過ごせて。周りの奴らはどこかへ出掛けたりする方が楽しいし面白いと言うだろうけど、俺は名前とふたりだけで過ごせる今が凄く好きだ。

「ふふっ。先輩がそんな事言うの珍しい」
「そう?」
「うん」

私も幸せですよ。と俺の髪の毛を撫でながら微笑む名前が愛しい。

「名前」
「はい」

パッと両手を広げると、きょとんとした顔をしている名前に笑って。

「おいで」

嬉しそうに俺の胸に飛び込んできた名前を思いっきり抱きしめた。ずっと一緒にいたいという思いを込めて。

「あー…ずっとこうしていたい」
「…じゃあ離さないでくださいね」

勿論。という意味を込めて優しいキスをした。

はる様 [お家デート ほのぼの 幸せを噛みしめる 両手を広げて]「おいで」という事で。ほのぼの出来てますでしょうか…!?一緒にいれるだけで幸せを感じられるって凄く幸せかなーと思いこのような感じにしました。リクエストありがとうございました!(御井)




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