神父淫魔8 | ナノ



これはヤバい。殺される。生命の危機を感じた。誰に言おうと思った訳では無いが、結果的にシズちゃんに懇願するような形になっていた。すかさず絶望的な言葉が降ってきて簡単にそれは打ちのめされる。
「手前を助けようなんて思う奴なんて居ねーよ。この村の人たちは皆等しく神の子だからよ。……つか、手前腰振ってんのか?」
「……あぅぅ、うあ!ひ、やぁあ、やめ、てぇ……!いた……ぁっ」
不意に体重が減り、ほっと息を吐いたと同時に俺の興奮して立ちあがったペニスを服越しだが力任せに握られる。激痛で目を白黒させている内に、シズちゃんは暴れる俺の背をいとも簡単に片手で押さえつけ、もう片方の手で強弱をつけリズミカルにペニスを揉みしだき始めた。筋肉や中の細胞までも強引に柔らかくしようとするような強い刺激に、俺は膝をがくがく震えさせて床をカリカリと引っ掻く。
「あぅ、あっぅぁあ、ひっぃいい……!やぇ、やぇてぇえ……!んあ!」
余りの痛みに泣きながら叫んだ。いつの間にか硬く勃起していた筈のペニスが小さく萎えきっている事に気が付く。
「はぁあ、ふっうううううううぅ、ぅあぁ」
涙やら涎やら鼻水やらでぐちゃぐちゃになった顔を床にこすり付け、ひいひい喘いだ。足をバタバタと暴れさせてみてもシズちゃんには何のダメージも無い。足の先をぴくぴくと痙攣させ、太ももからふくらはぎまでピン、と緊張が走る。そして次の瞬間、しょろしょろと鈴口から熱い何かが零れ始めた。
「……お?」
弛緩させてから、むわっと股間の辺りが熱くなり、太ももを熱い液体が伝っていく。つんとアンモニア臭が辺りに立ち込め、羞恥に頬が染まった。自分が失禁した事が信じられなくて、思考能力が一気に底辺まで落ちる。
突然漏らした事に驚いたのかシズちゃんは俺の背と股間から手を離し、濡れた手を忌々しそうに振った。
「……漏らしたか」
「ぅ、ううう、ふっぅぅ」
ぴっぴっと黄色がかった液体の雫が、シズちゃんが手を振る事によって辺りにまき散らされ、頬にかかる。いくら自分のものとはいえ不快だった。しかしそれよりも心底嫌そうに呟かれた言葉に、悔恨で涙が止まらない。こんな筈じゃなかったのに。
シズちゃんは小さな声で最悪だ、ぶっ殺す等とぶつぶつと何事かを呟いていた。
唇を噛み締めて嗚咽を押し殺していると、下着ごとずるっとズボンをずり下ろされた。
突然外気にさらされた尻が寒くてぶるりと震える。
体勢が変わったお陰で呼吸も楽になって、身体はある程度自由になったけれど受けたダメージは精神的にも肉体的にもかなり大きかった。
腰を突き上げた格好のまま突っ伏して泣いていると、体温の高い大きな手が突然ゆっくりと俺の尻を撫でた。
「割といい尻してんじゃねえか。いつもここにブチ込まれてヒイヒイ言ってんのか?この雌豚野郎が」
「ひぃっ!」
緩やかに尻を撫でていた手が突然離れ、鞭のようにパンッ!と強く二つの双丘を打つ。
突然すぎる強い刺激に一旦引っ込んだ涙は、数秒の間を置いて一気に溢れだした。
一度だけだが、シズちゃんの尋常じゃない力で打たれたそこはひりひりじんじんと熱を持って痛み始める。
「いらぃよぉ…………ぅあんっ!」
パンッ!ともう一度、今度は先程よりも力は弱いが同じところを打たれる。
思わず上がった悲鳴も気にすることなくシズちゃんはニヤニヤと意地の悪い笑みを浮かべた。そして俺がひっきりなしに零れる涙を拭う間もなく次の張り手が振りかざされる。
「ああぅっ……いらぁ……ぃやらあっあぅっ!」
リズミカルに振りかざされる手を受容しながら、俺はぐずぐずと泣いていた。
何度も叩かれたせいでじんわりと熱を持ったそこは、恐らく赤くなっている筈だ。痛みよりも患部が熱くてたまらない。
「……あっ……っひぃ!」
泣きすぎて最早ひっくひっくとしゃっくりを繰り返す俺の尻を、最後にぺちんと叩く。
「真っ赤だなぁ……桃みてえ」
そして満足げに呟いたシズちゃんは、熱を持ったそこを最初のように感触を確かめるかのようにゆっくりと撫で回した。
叩かれ過ぎたせいで敏感になったのか、その刺激だけでぞくぞくと背中が粟立つ。痛みだけでは無く、叩かれた箇所がじわじわと徐々に這い上がるような快感を与えてきた。痛みと快感で荒くなる呼吸をふうふうと繰り返しながら、俺はもじもじと腰をうねらせた。
「……みっともねえなぁ……」
浅ましく誘うように腰を動かす俺を見てシズちゃんは至極楽しそうに呟く。これのどこが善良な神職だというのだろうか。どこからどう見ても凶悪な極悪人にしか見えない。
「も、やらよぉ…………ッ」