大好きなお兄ちゃん 【9】

 私の目を見ながらゆっくりと唇を合わせた。

 目が優しく笑うと唇を割って温かい物が入って来た。

 それが舌だって事ぐらいはすぐに分かったけど…。

 これ…どうしたらいいの?
 
 恥ずかしくて目を閉じると舌が奥の方へ進んで来た。

「んっ…ふっ…」

 優しく私の舌を解すように巻き付いたりなぞったり器用に動く。

 たったそれだけなのに体が熱くなる。

 ちゅぱって音がして唇が離れた。

「キスだけで感じちゃった?」

 親指で濡れた唇を拭うと意地悪に笑った。

「お兄ちゃん…」

 もう…いっぱいいっぱいだよぉ。

「ったく…そんな可愛い顔すんな。お兄ちゃん暴走するぞ」

 初めて見るお兄ちゃんの表情に胸がドキドキする。

「あっ!」

 お兄ちゃんの体が重なったと思ったら両手でおっぱいを真ん中に寄せられた。

「ふぅん。花音のおっぱいは大きくてやらしいなぁ。」

 さっきよりもぎゅっと真ん中に寄せるとクスッと笑った。

「ピンクの乳首がくっつきそうだ」

「お兄ちゃんのえっち!」

 あまりの恥ずかしさに顔を手で隠した。

「花音も相当だろ。お兄ちゃんとエッチしたいなんて普通言わねぇぞ」

「お、お兄ちゃ…ん」

「何だ?」

「喋りながら…舐めないで…」

 さっきから舐めながら喋っていて時々歯が当たって体の奥がキュンってなる。

「ココは舐めてほしくないんだ」

「あんっ!」

 指でピンと弾かれた。

「ふぅん。じゃあ移動しよ」

 舌がだんだんと下へ下へと移動する。

「あ…ちょ…お兄ちゃ…まっ…て」

 胸を触っていた手が離れて膝の裏を掴んだ。

「待ったなしっ!」

 ガバッと足が大きく開かれた。
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