「麻衣…いい？麻衣が欲しい」

　掠れた声が麻衣の耳を刺激する。

「うん…」

　陸は麻衣の髪をかき上げて首筋が露わになるとキスをして耳たぶを唇で甘く噛む。

「んっ…」

「耳が感じる？」

　耳の中に舌を入れられながら陸が囁く。

　声が出てしまうのを耐えようと唇を噛んでいると陸の指が唇をなぞって愛撫する。

「麻衣の声…ちゃんと聞かせて？」

「あっ…んっ、はぁっ…」

　クチュッ、ピチャ−

　耳から直接入ってくる淫らな音が頭の中で鳴り響く感じにおかしくなりになっている。

　髪をかきあげていた手が下りて来て服の上から胸を触る。

「麻衣のおっぱい柔らかい…」

　陸はゆっくりと撫で回す。

　時々確認するように力を入れて掴んで揉むとまた円を描くように撫でる。

「はぁっ…あっ…ん」

　麻衣の喘ぎ声に服をめくってブラを下にずらして胸を出した。

　陸の動きが止まった。

「やべぇ…まじで…綺麗」

　上擦った声で呟くと舌で唇を湿らせた。

　麻衣の背中に手を当てて顔を屈めると二つの膨らみの頂点に存在するピンクの突起を口に含む。

　麻衣の体が一瞬震える。

　その反応が可愛くて陸はチュッと吸い付きながら反対側は指の腹で転がした。

　気持ちよくなっているのか麻衣の体が震えている。

　時々親指と人差し指で挟むとピクッと体を揺らすが声を我慢しているのかギュッと口を閉じている。

　陸は麻衣の表情を伺いながら唇で甘く噛みながらそのまま振動させた。

「あぁっ…」

　麻衣が声を上げて背中を反らせた。

　陸はそのままソファに押し倒すと驚いたのか麻衣がギュッと陸の首にしがみついた。

「麻衣、可愛い…」

　頬を赤く染めて目を潤ませる麻衣にゾクゾクした。

　まるで初めて女を抱いた時みたい、いやそれ以上に興奮していた。