『-one-』

未来への約束 P2:side陸


「ねー麻衣!」

 洗濯物を片付けてくれている麻衣をベッドに引っ張って押し倒した。

「たまには麻衣から誘ってよ〜」

「誘う暇がないくらい陸が誘うのに?」

「麻衣はしたくないの?」

「そんな事言ってないでしょー」

 ケタケタと笑っている。

 またじゃれてるだけど思ってるんでしょ。

「麻衣?したくないの?」

 頬を撫でて顎に指を添えた。

「やーだ、どうしたの?」

 俺が見つめてるからドキドキしてるんでしょ。

 ほら緊張してるから少し口が開いてきた。

「嫌ならここでやめとく」

 体を少し離した。

「分かってるんでしょ。いじわる」

 首に手を回して俺を少し引き寄せた。
 
「麻衣に言って欲しいの」

「エッチ…しよ?」

 こういう瞬間…麻衣を年上だって忘れてしまいそうになる。

 だって…理性がふっとぶくらいすげぇ可愛い。

 麻衣の目を見つめたままキスをするといつも決まって嬉しそうな顔をする。

 啄ばむように唇の感触を楽しむと唇の間から舌を入れてお互いの舌を絡めた。

 麻衣は舌の周りをなぞられるのが好きだ。

 ゆっくりと何度も何度も舌の先でなぞる。

「んふぅ…はぅ…ん」

 唇を離すと潤んだ瞳で俺を見る。

 次をおねだりしてるサイン。

 首筋や耳たぶをじっくり舌でいじめながら服を脱がせる。

 麻衣は服を脱がされる方が好きらしい。

 って脱ぐのが恥ずかしいだけらしいんだけど…。


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