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「小波実は頼みがある。俺と一緒にWTGPに出場しないか?」
やんわりと起こされ、俺が着替えたのを見計らって声をかけてきた
「…そんなに驚くような話だったか?」
俺が驚きたいのは家に上がり込むのが当たり前になってる事だよ。確かにそれにも驚いたが
「すまない、少し唐突すぎたなもちろん、冗談で言っているわけじゃない、考えた末に決めた事だ。」
「ああ…それはわかるが、俺で良いのか?ジャックやクロウは…」
そこが気になった。わざわざ俺じゃなくてもいいだろうにと思った
「ああ…確かに俺には、ジャックやクロウという仲間がいるWTGPには一緒に出場するつもりでD・ホイールの調整を重ねてきた。だが、WTGPはルールも意味合いもまるで違う別の大会だ」
そりゃそうだ。ライディングデュエルとタッグデュエルでは大きく違うからな
「お前と大会に出場したいという事は、二人にも話した」
「行動が早いね…」
「…そうだな、ジャックは激怒したし、クロウは呆れていたよ」
今度ジャックと会ったときは要注意だな…多分殴りかかられる
「だが、それでも俺は…小波、お前と組んでみたい。この前、お前と組んだタッグデュエルで、俺は新たな可能性を感じた今までの俺とは違うデュエル…お前となら、それを見つける事ができる気がした」
まっすぐな目でこっちを見据えて
「どうだろうか?俺と組んでくれないか?」
なんて言うものだから
「ああ、よろしくな。これからパートナーになるんだから今日の晩にでも熱い夜を過ごさないかハァハァ」
「……………」
「ひっ、ゴミを見るような目は勘弁…これからお願いします……」
「そうか!ありがとう、小波」
遊星が日々強くなってるきがする(精神的な面で)
にしも遊星のパートナーか…色々苦労する面がありそうだ
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