×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -

▼瞳子妹が農大に通う04

・夢主の好きな人編

「ねえ名前ちゃん、長谷川さんの噂って本当なの?」
「名前ちゃんって長谷川さんといつも一緒にいるから何か分かると思って……」
「ああ、あの噂うそっぱちだよ……だって遥さんは私と付き合ってるから」
「名前さんが言うと洒落になんないですよ!」
「あ、沢木くん」

 実際のところ私は誰が好きなんだろうかわからない、初恋はお兄ちゃんで本気で好きだった
 お姉ちゃんはギリギリ家族愛だと思う、きっとお兄ちゃんがいなかったらお姉ちゃんが初恋だったかもしれない
 それから遥さんは本気で好き、恋愛かはまだよく分からないけど常に一緒にいたいくらい好き
 あとはヒロト、義弟になる前から懐いてくれてたから好きだし

 うーん、考えれば考えるほど分からなくなってしまう


『そこの少年よー』
「? 吉良さんの皮膚の菌か?」
『オレら名前の肌守ってんだけどよー、いつも完璧に整ってんのに最近荒れまくってんの』
『名前って案外悩みやすいからさ、少年がちょろっと相談にでも乗ってやってよー』
『聞いてやるだけでもいいからさー』

 相談に乗ってやってくれって言われても吉良さんが俺に悩みを打ち明けてくれるか分からない



「……ヒロト、一緒にお風呂入ろっか」
「ええっ!?」

・自分は誰が好きなのか分からなくなり、それを確かめるためにヒロトと風呂に入ろうとする暴挙に出る

・本来ならば落ち決めアンケートを取ってここらへんでお相手を決める予定だった


<< 戻る >>