秘密がばれた時
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(イッキ夢「シャツの下の秘密」の
続きとなっています。)




ミネ「おはようございまーす。
先輩早いですね〜。」

『ミネ、おはよう。
今日はちょっと家を早く出ちゃって。』


ミネは冥土の羊と家が近いので
大体私より先に来ている。

でも今日は珍しくミネより数分早く着いていた。


ミネ「でも先輩
どうして着替えてないんですか?」

『えっ?!あ、ちょっとぼーっとしてて!』

ミネ「そうですか。
でも早く着替えないと店長怖いですよ〜。」


ミネの言葉を聞いて想像してみると
怒る店長の顔が頭の中にはっきりと浮かんできて
慌てて頭を振った。

私は『店長怒ると怖いよね』なんていいながら
着替えようとした。


ミネに背を向けるように着替えていると
ミネが話しかけてきた。


ミネ「マイ先輩、どうしたんですか?」

『えっ?!なんでもないよ?!』

ミネ「嘘ですね。先輩今日おかしいですよ。
もしかして何か隠してます?
私にも教えて下さいよ〜。」


ミネはそう言うと
ニヤニヤしながら私の方へ寄ってきた。


『えっ、ちょっと、ま、待って!』

ミネ「きゃっ!」


私が後ずさりをしていると
向かって来るミネの足と絡まって
二人一緒にコケてしまった。


ミネ「…あっ、先輩すいません…
…って、先輩それ!」

『え?』


ミネに指を指されたところを見ると
昨日、イッキさんの付けた痕が
はっきりと見えていた。


ミネ「だから先輩コソコソしてたんですか。」

『あはは…。』


今の私は、ミネに痕を見られた恥ずかしさで
笑って誤魔化すことしか思いつかなかった。


ミネ「私もかっこいい人見つけます!
先輩より幸せになってやるんだから!」


ミネはそう言うと、早々と着替えを終えて
「がんばるぞー!」と言いながら出て行った。


秘密がばれた時


シン「なんかミネが張り切ってんだけど
何かあったの?」

『ま、まあちょっと…。』


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