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「ナマエってイタチくんと仲いいわよね」


なんて言われる事はたくさんあった。アカデミーでもそうだったし、下忍、中忍になってからもそれは続いた。

うちはだから、って理由かなんかは知らないけど、いい加減鬱陶しいんだよ!と切れ気味になった頃にやっとなくなった。
(まあ、表情に出やすいから)

そもそも、仲良くなりたくてなったわけでもない。

そんな事を考えている内にいつの間にか家の前まで来ていた。あー、今日は肉かな魚かな。


「ただいま」
「おかえり!はい、ぎゅーっ」
沈め


のびてきた手をするりとかわして、靴を脱ぐ。後ろで小さくぎゃ、とか聞こえたけど聞こえない。

まあ、いいよね。こんくらいで死にゃあしない。さて手洗うか。

[] mokuji []
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