愛と思惑の業
【登場人物】
▼北條 夜半 (ほうじょう やはん) 17歳
[概要・注意点] 貴秋高校生徒会会長。2年A組。生徒会寮の301号室に入寮している。
一人称は「私」を用いる。不遜な物言いをする。後輩の灰場海紺貴を信頼しており、貴秋誉には敵視されていると思っている。基本、他者を名前に君付けで呼ぶ。親しい者は呼び捨てになる。
生まれつき体が弱く、家のしきたりで女装をしている。(成人前の女子の生命力は男子よりも強いということから)
しかし、実際は女装男子に扮している女子である。本名は「寶勝院夜半(ほうしょういん よわ)」といい、真昼の妹である。
真昼に利用価値を見出している実家に、真昼を探し出し、連れ戻すよう命令され貴秋高校に入学した。優しく優秀だった姉を非常に尊敬している。
「尊敬する姉への家族愛」を持って行動しており、「女子失踪事件の犯人を見つけて、危険の中にいる姉を助け出したい」という思惑がある。

RPにおける注意点として、クライマックスまで夜半が女性であると探索者に確信させてはいけない。匂わせる程度にする。また性別を確認するようなイベントは避ける。描写するときに夜半について「彼」や「彼女」といった、性別を特定するような代名詞を用いないこと。ただしNPCのセリフとして用いるぶんには良い。

[能力値]
STR 11 DEX 13 INT 16 IDEA 80
CON 10 APP 16 POW 13 LUCK 65
SIZ 13 SAN 65 EDU 11 KNOW 55
HP 12 MP 13 DB ±0
[技能]
夜半がシナリオ中に技能ロールを行うことはない。仮に必要だった場合は、KPが適宜対応すること。

▼貴秋 誉 (きしゅう ほまれ) 18歳
[概要・注意点] 貴秋高校生徒会副会長。3年A組。生徒会寮の201号室に入寮している。剣道の経験有り。
一人称は「俺」を用いる。誰に対しても壁を感じさせる堅苦しい感じ。特に夜半とは生徒会の職務以外では関わらないようにしている。基本、他者を苗字で呼ぶ。
学院を経営する貴秋家の次男。1年の時から生徒会入りし、2年には生徒会長を務めるが、3年になりその座を夜半に奪われる。よって生徒の中では不仲説が定着した。兄である栄華の犯行に協力しており、栄華の卒業後の女子の失踪に大きく関わっている。しかし女子たちがどのような扱いを受けているかは知らない。
夜半の正体に気づいている。過去に文化祭にやってきた中学時代の夜半に一目惚れした。そのときの写真を持ち歩いている。栄華に協力しているのも、自分が選定を行うことで夜半が被害に遭うのを防ぐため。
夜半の姉である真昼のことは、優秀な先輩として尊敬している。一連の事件の黒幕だとは知らない。
「夜半への強い恋心」という愛を持って行動しており、「何をしてでも夜半を守りぬく」という思惑がある。

 注意点として、誉は夜半への恋心をクライマックスまで匂わせず、明かすことはない。関わりがあると思われないよう、嫌っている素振りを見せている。またクライマックスパートでは、戦闘・探索に協力する。

[能力値]
STR 13 DEX 12 INT 14 IDEA 70
CON 14 APP 14 POW 13 LUCK 65
SIZ 14 SAN 65 EDU 12 KNOW 60
HP 14 MP 13 DB +1D4
[技能]
・目星 70% ・聞き耳 60% ・説得 65%
・回避 45% ・こぶし 65% ・日本刀 60%
[武器]
クライマックスパートにて木刀を所持。(探索者が3人の時は基本使用しない)
・木刀 判定は日本刀技能 ダメージは1D8+DB

▼灰場 海紺貴 (はいば みこたか) 16歳
[概要・注意点]
貴秋高校生徒会書記。1年A組。生徒会寮の302号室に入寮している。
一人称は「ボク」を用いる。誰に対しても馴れ馴れしくあざとい感じ。美少年。立ち絵が2種類あるので好きな方を使うこと。基本、他者を名前にちゃん付けで呼ぶ。個性的なあだ名をつけることもある。あまり敬語を使わない。情報通らしく周りから一目置かれている。
正体はニャルラトホテプである。高校で起きている事件に興味を抱き、観察していたが、姉を探す夜半の突飛な行動を気に入り、舞台にあがってきた。結末を見届けたいと考えており、介入はしてこない。傍観者の立ち位置を貫く。しかしもっと面白くなると考えれば、小さな介入を行うこともある。
「狂気じみた行いをする人間への興味」という愛を持って行動しており、「おもしろい展開・結末を見たい」という思惑がある。

注意点としては、海紺貴は傍観者を貫くため真の姿を本編中に晒さないが、匂わすような行動は起こすことに注意する。また、物語からのリタイアを許さないので学外に逃亡などは阻止される。

[能力値] ※()内はニャルとしての能力値。
STR 12(80) DEX 19(19) INT 86(86) IDEA ?(-)
CON 19(50) APP 18(-) POW 100(100) LUCK ?(-)
SIZ 11(90) SAN ??(-) EDU ??(-) KNOW ?(-)
HP 15(70) MP 100(100) DB ±0(+10D6)
[技能]
ニャルラトホテプの有する技能全て。詳しくはルルブp222参照。
海紺貴の姿の時は、戦闘や探索にはなるだけ協力せず、非力を装う。

▼烏丸 澪 (からすま みお) 14歳
[概要・注意点]
依頼を受け、潜入することになった一般人の少女。年齢を偽り、1年D組に編入する。生徒会寮の303号室を利用する。
一人称は「わたし」を用いる。少しおどおどしている印象。紫色のカチューシャとくまのストラップを身につけている。実際は最年少であるため、苗字に先輩またはさん付けで呼ぶ。探索者が同じ依頼を受けているとわかると心を許して、名前に先輩またはさん付けに。誇享のことはちゃん付け。敬語で話し、誇享に対してのみタメ口に。
幼い頃、誇享と親友だったが、誇享が病に伏せり連絡が取れなくなる。ずっと心配していたが、あるとき誇享が貴秋学院に在籍しているという噂を聞く。(実際は入学予定はあるが、校内に自宅があるということ)この依頼を利用して、誇享との再会を目論んでいる。栄華や誉が誇享の兄であるとは、気づいていない。
「親友への親愛」を持って行動しており、「高校にいるという親友を見つける」という思惑がある。

注意点として、澪は14歳であるということを隠し続ける。ばれると追い出されると思っているため。なので手がかりになってしまう誇享との写真を見られないように、部屋に人を招くときは写真立てを伏せておく。本当の年齢と誇享とのことを隠すため、怪しく見える素振りをすることになる。

[能力値]
STR 14 DEX 13 INT 10 IDEA 50
CON 12 APP 13 POW 12 LUCK 60
SIZ 10 SAN 60 EDU 8 KNOW 40
HP 11 MP 12 DB ±0
[技能]
・目星 60% ・聞き耳 75% ・隠れる 70%
・回避 45% ・キック 50%

▼寶勝院 真昼 (ほうしょういん まひる) 20歳
[概要・注意点]
貴秋高校の卒業生。在籍中は異例の3年連続生徒会長を務めた秀才。夜半の姉。
一人称は「私」を用いる。物腰柔らかなお姉さん風の物言い・振る舞いをする。生徒からは慕われ、教師にも頼りにされていた。基本、苗字に敬称を付ける。最愛の妹である夜半のことは、「よわちゃん」と呼び可愛がっていた。
3年生の12月に失踪。事件の被害者に数えられる。
正体は胎児にショゴスロードの遺伝子を組み込み生み出された人工ショゴスロードである。実際は、胎児はショゴスロードの遺伝子に食われており、完全な人工とは言えない。当初両親に似た人型を安定して保てず、参考として妹・夜半が生まれた。なので夜半を成長させたような容姿をしている。初めて食ったのが女であったため、空腹時に本能で女性を食料として求める。男性は受け付けない。高い知性と理性を有するため、本能を抑えながら生きてきたが、ある時限界が訪れる。栄華を半ば脅すようにして取引をし、安定して食料を得る術を獲得した。抑えられなくなった本能を秘めて、貴秋家の地下に身を潜めている。ただ世界で唯一愛した妹のことだけは食べたくなかったため、失踪前に手紙を残した。
しかし長らく本能に従って過ごしてきたため、最愛の妹を襲ってしまい発狂する。彼女のショゴスとしての姿を見た場合、SANCを行う。ショゴスロードについてはマレウスp57〜を参照。
「何よりも食べてしまいたいくらいに可愛い妹への理性」という愛を持って行動しており、「隠れながら、空腹を満たす」という思惑がある。

注意点として、失踪後の真昼の存在は匂わせないこと。あくまで被害者の一人、過去の人として登場させる。

[能力値] ※()内はショゴスロードとしての能力値。
STR 12(24) DEX 11(11) INT 14(14) IDEA 70(-)
CON 16(32) APP 17(-) POW 13(13) LUCK 65(-)
SIZ 15(19) SAN 65(-) EDU 20(20) KNOW 100(-)
HP 16(26) MP 13(13) DB +1D4(+2D6)
[技能]
・押しつぶし(ショゴスの姿) 100% ダメージ DB
・触手(ムチ) 70% ダメージ 2D3+DB
※発狂しているため回避は行わない。その他の技能はKPの裁量で決定して良い。
また発狂による自傷があり耐久が-6されて戦闘開始。
[装甲]
なし。物理的ダメージは1ポイントしか受けない。ただし、火と電気による攻撃は半分のダメージが入る。ショゴスロードは毎ラウンド2ポイントの耐久力を回復するが、真昼は発狂により肉体のコントロールが取れず、回復しないものとする。

▼貴秋 栄華 (きしゅう えいが) 20歳
[概要・注意点]
貴秋高校の卒業生。1年から生徒会入りし、2年以降は副会長を務め、真昼失踪後は代理で生徒会長を務めた。貴秋家の長男で誉、誇享の兄。卒業後は進学せず体の弱い理事長(父)に代わり、理事長代理に就任。
一人称は「僕」を用いる。女受けしそうな好青年。基本、名前にさん付け。親しいものは呼び捨てになる。
腹違いの妹である誇享を溺愛しており、彼女の病を治すために手を汚すことを厭わない。女生徒を殺してしまったことをきっかけに、真昼に目をつけられ脅される。女子を拐う代わりに薬を貰うという取引をした。
「病気の妹への惜しみない愛」を持って行動しており、「どんなことをしてでも妹の病 気を良くしたい」という思惑がある。

注意点としては、栄華は本シナリオにおける一番のミスリード要因であり、あたかも真犯人であるように思わせることが重要。屋敷に乗り込むまでは共犯の誉でさえ、真犯人だと信じていたのだから。

[能力値]
STR 12 DEX 13 INT 15 IDEA 75
CON 14 APP 16 POW 11 LUCK 55
SIZ 14 SAN 42 EDU 14 KNOW 70
HP 14 MP 11 DB +1D4
[技能]
栄華がシナリオ中に技能ロールを行うことはない。仮に必要だった場合は、KPが適宜対応すること。

▼貴秋 誇享 (きしゅう こみち) 14歳
[概要・注意点]
栄華の腹違いの妹。病により学校へは行けず、自宅で療養中。
一人称は「わたし」を用いる。基本、名前にさん付け。お友達はくんやちゃん付けになる。おっとりとした物静かな印象。
生まれつき病気がちだった。比較的元気だった幼い頃に澪と出会い親友になる。しかし突然の病により、連絡が取れなくなる。
現実的な病ではなく、魔術的な病であり、なんらかの理由でMPが欠乏していっているものと思われる。栄華によってMPを外部から補う輸血のような治療を行っていたが次第に効果がなくなっていった。新たに処方された薬(ショゴスロードの肉)を飲むと、急激な回復をする。ショゴスロードの肉により、誇享の存在が食われ、ショゴスとして作り変わっているためである。そのため本人は自分が自分でなくなるような漠然とした不安を抱いているが、回復した自分をみて安堵し喜ぶ兄のため、薬を飲み続けている。
シナリオ開始時点で、体のほとんどがショゴス化しており、少しずつ理性を削がれている状態である。しかし肉塊状態までは変化せず、触手が生えているような感じ。
「自分を気遣う兄への愛」を持って行動しており、「元気な姿を見せて安心させたい」という思惑がある。

注意点は特にない。

[能力値] ※()内はショゴスロードもどきとしての能力値。
STR 8(16) DEX 10(10) INT 12(12) IDEA 60(-)
CON 10(20) APP 15(-) POW 15(15) LUCK 75(-)
SIZ 9(18) SAN 75(-) EDU 8(8) KNOW 40(-)
HP 10(19) MP 15(15) DB ±0(+1D6)
[技能]
・触手(ムチ) 50% ダメージ 2D3+DB
・回避 20%
[装甲]
なし。物理的ダメージは1ポイントしか受けない。ただし、火と電気による攻撃は半分のダメージが入る。ショゴスロードもどきは毎ラウンド1ポイントの耐久力を回復する。

▼内藤 真二 (ないとう しんじ) 42歳
依頼主代表の男性。会社経営者。当時貴秋高校の1年生だった娘が失踪したらしい。
正体は、海紺貴と同じくニャルラトホテプである。探索者の行動しだいでは、真の姿を見せるかも知れない。

▼アスカ 29歳
生徒会寮の寮母をしている女性。貴秋家の味方。寮内のルールに厳しい。
栄華にはあまめの対応をする。


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