愛と思惑の業
【シナリオデータ】
舞台 現代
プレイ人数 2〜3人
プレイ時間 5時間
推奨技能 〈目星〉〈聞き耳〉などの探索技能、身を守る程度の何らかの技能
準推奨技能 〈言いくるめ〉〈説得〉などの交渉技能

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【はじめに】
本シナリオは、とある全寮制の架空の私立高校「貴秋学院大学附属高等学校」を舞台とした中編シナリオである。時間軸は、導入@が2018年の8月半ば、導入Aが9月の最 初の日曜日となっている。
探索者の人数は2〜3人を想定している。探索者たちはとある人物から依頼を受け、高校生に扮して高校に潜入することとなる。依頼を受けうる可能性があれば職業や年齢は問わない。また、編入する学年はPLが指定できる。
推奨技能は〈目星〉〈聞き耳〉などの探索技能と、身を守る程度の何らかの技能である。 準推奨技能は〈言いくるめ〉〈説得〉などの交渉技能である。
本シナリオのテーマは「怪しい登場人物たち」である。登場人物たちにはそれぞれ秘めた思惑があり、その裏には愛がある。彼らは、各々の愛と思惑に従って行動している。 それがどんな業であろうとも。KPは、彼らの秘密が直接的に露見することのないよう に努めなくてはならない。特に〈心理学〉の結果には注意が必要だろう。KPが気をつ けるべきことは【登場人物】で、各キャラクターごとに付記する。あくまでも彼らの秘 密は探索者たちがおぼろげに勘付くようでなくてはならない。PLには軽い疑心暗鬼の 中で、真実に迫る行程を楽しんでほしい。
シナリオの構成は、8月半ばの依頼に始まり、9月最初の日曜日の潜入開始、月〜木曜日の自由探索パート、金曜日のクライマックス、そして後日談となっている。この日程構成についてKPはPLに伝える必要はない。日〜金曜日には、いくつかのイベントが発生する。詳しくは【イベント】を参照すること。また、HOなどの資料は別冊にまとめている。


【あらすじ】
貴秋高校に潜入し、娘の消えた謎を解明して欲しい。
親たちはそう言って探索者に頭を下げた。
高校に潜入した探索者は、共に潜入することとなった少女・澪や、生徒会に所属する3人の生徒と出会う。
男子生徒のみになった共学校で、探索者は女子生徒たちの消えた秘密に迫っていく。


【シナリオ概要・背景】
本シナリオの概略・背景を年表形式で解説する。

1997.?/ショゴスロードの捕縛。寶勝院家が入手。極秘裏に研究が始まる。
1998.?/人工ショゴスロードとして真昼が誕生。人間の姿が不安定な問題が浮上。 2001.?/真昼の人間の姿の参考として、夜半が誕生。
その後は大きな問題もなくふたりは成長する。
2011.?/誇享(当時7歳)が原因不明の病にかかる。
日に日に衰弱していき、生死の境を彷徨うようになる。
2013.4/栄華、魔術と出会う。
2014.4/真昼・栄華、貴秋高校に入学。
真昼は会長になり、栄華も役員となる。
2014.5/栄華がMP狩りを始める。体調を崩す生徒が増え始める。
2014.10/誇享に魔術的治療に対する耐性が付き始める。
2015.9/MP狩りにおいて初めて死者が出る。
2016.3/真昼が栄華に接触。取引を持ちかける。
2016.4/誉、入学。栄華に協力を強制されるが拒否。
誇享が初めて真昼の用意した薬(ショゴスロードの肉)を服用する。
2016.5/女子生徒の失踪が始まる。
2016.10/文化祭を訪れた夜半に誉が一目惚れする。
夜半のために栄華に協力を始める。
2016.12/真昼が失踪する。
2017.1/夜半、真昼を連れ戻すよう命令され、契約を結ぶ。
2017.3/栄華、卒業。理事長代理に就任。
2017.4/夜半、入学。生徒会入り。
2018.4/海紺貴、入学。夜半が会長となる。
失踪・卒業・転校・退学・入学者減少などにより女子生徒数が実質0に。 2018.8/探索者が依頼を受ける。(導入@)
2018.9/貴秋高校に潜入開始。(導入A、本編)


【タイムテーブル】
シナリオの本編におけるタイムテーブルは以下を参考のこと。
また平日は学校サイクルを採用する。学校サイクルでは、8:30〜16:00の間は学校へ行き、授業を受けることとする。授業をサボって探索することはできない。サボった場合はペナルティを負う。なお、昼休みに1時間の活動が可能。放課後は寮での夕食の時間である19時まで校内の探索可。夕食後は消灯時刻の22時まで寮内で活動を行うことができる。

日曜日/午後。導入Aを行う。説明が中心で探索はほぼ不可。
月曜日/学校サイクルを行う。
火曜日/学校サイクルを行う。
水曜日/集会がある。学校サイクルを行う。
木曜日/学校サイクルを行う。
金曜日/朝、夜半がいないことが発覚。栄華のいる屋敷へ。
    クライマックスパート。


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