ライン

孤独


時計の針は廻る

くるり、くるり
くるりら、くるりら

だけどボクの時間は動かない

くるり、くるり
くるりら、くるりら



秒針が静寂(しじま)に音を落とす

カチカチ、コチコチ
カチコチ、カチコチ

けれどボクの砂時計は流れない

カチカチ、コチコチ
カチコチ、カチコチ



世界から弾き出されたボクの身体

誰とも話せないし、触れ合えない

ねぇ、もしボクの願いが叶うなら

皆と同じ『時計(からだ)』をください・・・




歓呼鳥が小さく唄う

ぴちぴち、ぴちぴち
ぴちくり、ぴちくり

去れどボクの喉は歌を奏でない

ぴちぴち、ぴちぴち
ぴちくり、ぴちくり


誰かが何処かで笑っている

るりら、るりら
るるりら、るるりら

でもボクだけ仲間には入れない

るりら、るりら
るるりら、るるりら



光と闇が彩るこの世界で

ボクは独り、哀しみ嘆く

ねぇ、どうしてボクは孤独なの?

答えすらなく『時間(せかい)』は廻る・・・




囁く水の声、唸る火の叫び

何も聞こえない・・・

何にも、何にもワカラナイヨ・・・!



世界の終演が死なのなら

ボクの終焉は何処にあるの?

ねぇ!教えて!ボクに教えてよ!

届かぬ願いは『暗闇(なみだ)』に塗(濡)れた・・・







時針がカチリ、今日も時を刻む

カチコチ・・・カチコチ・・・

・・・カチリ






++++++
思い付くがままに書いたので半分意味不明になりました
自由解釈でどうぞ

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