弟側C会話文

・会話文
・弟側Cが質問に答えたり喋ってるだけ
・術、力や抱えている問題、真名の影響はないご都合空間
・普通にカタカナ、横文字言葉使ってます
・初対面同士もいますが本編とは関係ありません
・お相手様や恋人設定はありません
・お互い仲は良くないです。

・面識あり
紅花⇔キリサ、摩人、翠果
二灯⇔キリサ
(與市、キリは二灯の方とも面識あり、與市は紅花とも面識あり)

質問は兄側と同じものになります









キリサ「質問に答えて行ったら出られるらしいよ、ってことで皆席に着いて。」
啼良「質問ってなぁに?楽しい?わくわくする?」
翠果「楽しく過ごせたら良いな……。座る順番、ある?」
與未「とりあえず皆一番近い所で良いのでは?……何だか、この空間も不思議ですね。」
二灯「どうでも良いけどよ、まず種族が最悪。早く出たい。」
右梨「あら、なら早く質問に答えて終わらさなきゃ。貴方の協力が必要ね。」
摩人「……おい、商売鬼。てめぇ何か便利なもん持ってねぇのかよ。」
紅花「はあ……?そんなものあるはずないでしよ。というか身一つだし。」
キリサ「……君、そんな話し方だったかい?もう少しこう、独特な……。」
紅花「毎度ようお世話になってます〜今日はもう面倒臭いことに巻き込まれとる上に、猫被ったり足が着くことはしたくないんで店仕舞いです〜。ってことで俺のことは気にしないで。」
二灯「全部真顔で言うなよ。表情変わらなさすぎて怖いぜ、あんた。」
右梨「なんだか皆濃いなぁ。えっと、それで何から始める?」
翠果「自己紹介……?皆の名前、知らない。」
摩人「何でわざわざ妖どもに名前教えなきゃいけねぇんだ。呼び合う必要もないだろ。」
與未「でも、こちらの空間のことは特に現実とは関係ないらしいですし種族などで呼び合うのも限界では……?」
摩人「チッ……。」
キリサ「あー……じゃあ、言い出しっぺからいこう。種族は犬神。申し訳ないけど、真名は忘れてしまったから今はキリサって名乗ってる。言い難いだろうからリサでいいよ。」
啼良「ねぇねぇ、好きな色ってある??」
キリサ「突然だなぁ。まぁいいけど、淡萌黄色。春が訪れると山の草木が皆この色になるからね。次は質問を追加した猫さんどうぞ。」
啼良「ボクは啼良(なずら)!種族は猫又。好きな色はねぇ、真紅だよ。よく住処の廃神社をよくこの色で彩るんだ〜。」
翠果「それってきれい……?」
啼良「もっちろん!おねーさん達もきれいだろうね、残念だなぁ此処がなぁんにも出来ない所で。」
紅花「猫って自由に過ごしてるイメージだったけど君は自由過ぎない?退魔師殿、こういう妖を取り締まったらどう?」
摩人「俺の管轄区域でなければ意味ねぇからな。そもそも此処が妙な空間じゃなけりゃお前ら全員とっくに祓ってる。」
二灯「何もしてないオレ達込みかよ。やだねぇお高い退魔師サマは。」
啼良「ボクは楽しく遊べるなら何でもいいよ。わくわくさせて!楽しませて!」
キリサ「なんか話が進んでいるようなないような……。とりあえず次の人いこうか。烏天狗、だよね?君。」
與未「……えぇ、そうです。僕は烏天狗の與未(よみ)と申します。ええと、好きな色は京紫、です。」
キリサ「烏天狗ってこういう丁寧な奴もいるものなんだね。皆、高飛車で偉そうな奴ばっかりかと。」
紅花「あぁ、高慢ちきな感じとかね。」
右梨「そうなの?全然その人からはそんな感じしないけど。」
二灯「だから意外なんじゃねぇ?でもオレはあんたのこと、すっごく気に食わねぇ。なんか仮面でも被ってる?演技っぽいし良い子ちゃん面してて嫌いだな。」
與未「…………、すみません。そういうつもりではなかったのですが。」
二灯「ほらすぐ謝る。相手が悪くても悪くなくても自分が謝れば済むと思ってんの?」
キリサ「狐、弱い者虐めは楽しいかい?あぁそれともいつも烏天狗に負けてる腹いせ?どちらにせよそのやり方は汚いな。」
翠果「いじめるの、良くない。それに、お話しも進まない。與未さん、へいき?」
與未「ありがとうございます、慣れてますから。でも、折角何も干渉が起きない空間なので一つだけ。狐さん、他者を煽るのは子供のすることだと思いますよ。」
二灯「…………、はあ?!」
右梨「喧嘩は駄目だってば!そもそも狐さんが好き勝手言わなければ良かったんだから。」
二灯「あーはいはい、オレが全部悪いですよー。」
紅花「膨れてる所悪いけど次の自己紹介、君だからね。早く済ませて。」
二灯「二灯(つぐひ)、狐。好きな色は……、金赤。」
翠果「夕日の色?きれいだね。」
二灯「……よく知っているな。ほら、オレは答えたしもう良いだろ、次の奴。」
紅花「鬼の紅花(べに)。櫨染。理由なし、何となく。」
啼良「簡素。」
紅花「だってこの後質問色々答えなきゃいけないし、眠いし、とっとと終わらせたいんだって……そうでしょ?退魔師殿?」
摩人「うるせぇ。摩人、退魔師、色は適当に選んだり考えたことないから知らねぇ。」
キリサ「雑!そんなに二人揃って雑なことあるのかい?!」
與未「ま、まあ、答えてないわけではないですし良いのでは?あまり好きな色がないという方も本当にいらっしゃいますし。」
紅花「ほら、良いってさ。はい、次。」
キリサ「それで皆が良しとするならまぁ僕は構わないけれど……。じゃあ次はそちらの女の子達かな。」
右梨「じゃあわたしからいくね。わたしは右梨(うり)。人間と覚りの半妖、皆は嫌いかもしれないけどこの空間の中だけはちょっとだけ一緒にいるのは我慢して欲しいな。」
摩人「灰色は興味ねぇ。」
與未「驚きました、そういった方々がいるということは書物で読んだことはありましたが……色々大変だったでしょう。」
紅花「此処での空間だけである以上、俺達に関係あるわけではないでしょ?そんなこと気にする方が面倒臭いって。」
キリサ「外に出たら別として、今ここにいる間は皆そんなに気にしないって考えていいだろうさ。」
右梨「あ……ありがとう。興味無いって言われても今はちょっと嬉しいかも。あ、好きな色!色はね、勿忘草色かな。この色の服をお母さんがよく着てたから思い出深いんだろうなぁ。じゃあ次、最後かな?どうぞ。」
翠果「水蛇(蛟)の翠果(すいか)。紅梅色、好き。湖の側に咲く花の色……。」
右梨「可愛い!色も似合いそう!」
啼良「ボクの好きな色と近くない?」
二灯「何処がだよ、全然違うだろ。」
キリサ「あはは、皆自己紹介回った?なら体が暖まってきたところで回答にいこうか。」



・片割れの好きな所、嫌いな所
右梨「片割れ……って、姉のこと?皆いるの?」
翠果「同じ歳だけど、お姉ちゃん……いるよ。」
二灯「認めたくないけどいるいる。」
啼良「あはっ、ボクもそうだから皆いるんだね!奇遇じゃん。」
與未「奇遇、で済ましていいことではなさそうですが……。兎に角、出られないなら答えていくしかないですよね。」
キリサ「じゃあ次は女の子達からいってみようか。それと、皆喧嘩は禁止。話が進まないからね。いいかい?」
二灯「オレを見て言うなっての。」
紅花「君しか血気盛んな子はいないじゃない。」
二灯「あぁ?!」
キリサ「今は喧嘩なし!ほら、翠果ちゃんから!」
翠果「最初ってなんだか緊張する……。好きな所は、私を気にかけてくれる所。嫌いな所は、……あまり悪いこと、言いたくないけど、自分のことを優先してくれないこと。」
與未「兄、姉、といっても同じ歳、ですものね。確かにもう少し自分のことを優先して欲しいという気持ちは分かります。」
翠果「そう。あともう少し、頼ってほしいの。」
啼良「でも烏のおにーさんとか水蛇のおねーさんに凭れかかったらそのまま潰れちゃいそう!」
與未「潰れ……え、そんな風に見えます?」
紅花「否定は出来ないかな。まぁ、そっちの片割れさんにも自尊心とか兄姉としての立ち位置の拘りでもあるんじゃないの?守られているうちが花だよ。」
翠果「皆、色々な考え方教えてくれるんだね。ありがとう。次、いっていいよ。」
右梨「わたしはねぇ、うーん。好きな所は誰とでも真剣に向き合う所、嫌い……というか直して欲しい所は絆されちゃうと懐いちゃう所かな〜。」
二灯「懐くと不味いのは半妖だからってことか?」
右梨「そう、立場的にも色々危ういから。今は別として、基本的に妖に対しても人間に対しても気は抜けないもの。」
摩人「普通はその考え方が妥当ははずだけどな。精々見つからねぇように足掻け。」
右梨「応援してくれてるの?ありがとう!」
摩人「………………。」
キリサ「納得いかね〜って顔してるけど、次は座り位置的に退魔師さんからだからね。ほら、いってみよう。」
摩人「………………………………。」
啼良「退魔師のおにーさんだけ答えないっていうのは無しだからね?人間のことたくさん教えてよ。」
摩人「……嫌いな所しかなくて困る。」
二灯「あぁ、それすごく分かる。好きな所上げようがないよな。」
紅花「……摩人殿の所は本当に仲悪いよね。」
與未「仲が悪くても、その何か一つはあるのでは?ほら、おふたり共生まれた頃から一緒にいるわけですし。」
二灯「ない。」
摩人「ねぇな。」
キリサ「あー……じゃあ譲歩!強いて言えば!何か言おう!回答しないと意味無いかもしれないからね。」
摩人「……最大限譲歩して、諸々の後始末をする所。嫌いな所は全部って言いてぇが一つ上げろって言うなら説教臭ぇところ。あと感情の起伏が見えないのも腹立つ。」
啼良「一つじゃないじゃん!でもちゃんと片割れのおにーさんのこと見ているんだね、それって逆さまの感情?」
摩人「何が言いたい?祓うぞ、猫。」
啼良「あははっここの空間じゃ術使えないんでしょう?それならボクとは遊べないよ!」
右梨「さっき好きな所ないって同じように言っていたけど、二灯さんはどうなの?」
二灯「強いて……強いて言うなら、だろ……強いて……彼奴の好きな…………、手?」
與未「手、ですか?」
二灯「あーいや、過去、幼い頃に彼奴と手を繋いでいた時間だけが安心出来るっていうか、心の拠り所って感じだったっていうか……手は、優しかった。」
紅花「まぁいいんじゃない?癪だけど手を繋いで安心する記憶は分かる気がするし、癪だけど。」
翠果「癪……二回言った。」
二灯「嫌いな所は、正直選べないけど、オレに全部自分がやった責任を擦り付けて遊びに行くところが腹立つ。」
右梨「えー!何それ、ひっどい!」
二灯「だろ?!オレの姿真似するから、悪戯もナンパも全部オレが怒られるんだ!」
キリサ「狐の能力ってそういうのがあるから面倒臭いことになるよな。頭良いと言ったら良いんだろうけど。まぁなんだ、ドンマイ。」
二灯「他人事だと思いやがって……、次早く言えよ。」
キリサ「了解了解。僕は、好きな所は同じ考えをしてくれること、嫌いな所はどんなことでも揃ったことしかしてくれないことさ。」
摩人「揃いが嫌なのか嫌じゃねぇのかはっきりしねぇな。」
キリサ「僕と兄弟は同位体さ。でも、段々僕の考えなのか兄弟の考えなのか曖昧になってきてね。それが喜ばしくもあり、不安でもある。自分が喪われることも、彼が喪われることもね。」
與未「……少し、離れて生活をしてみるということは駄目なのですか?」
キリサ「お揃いでいたいからね。ただいつか、独りを考えてみないといけない日もくるかもしれない。でも今はまだ僕らはこれでいいのさ。それにしても烏天狗にしては君は些か優しすぎるようだね?そのまま回答もどうぞ?」
與未「優しすぎるわけでは……。ええと、好きな所、ですよね。好きな所は、色々手を尽くしてくれていること。嫌いな所は、……ううん、自分の体を省みない所でしょうか。」
摩人「手を尽くす?アンタ、どこか悪ぃのか。」
與未「少し、烏天狗としては不出来でして。」
紅花「…………、ふぅん。特に俺達と何か違う感じはしないけど。それはこの空間のせい?」
與未「ではないでしょうか。すみません、深くは例え無くなる記憶と言えども語れないのです。」
啼良「なにそれ〜?逆に気になってこない?」
紅花「種族としての意識が高い所はそれなりに面倒臭いこともあるってことでしょ?種族としての話には首突っ込まない方が巻き込まれないよ。」
二灯「なんか話逸らされた気がすんな。烏天狗のこと庇ってんのか?」
紅花「冗談。庇う程の仲じゃない、というかまず今日が初対面だよ、彼とは。ついでにこのまま俺の回答いくからね。」
啼良「え、ずるい!若い子に先に譲ってよ〜。」
摩人「誰が若いんだ。アンタ、妖が姿を化かしてる匂いがすげぇんだよ。」
翠果「姿を化かす……?」
二灯「あれだろ、それなりに歳くってる奴らが若い頃の姿保ってるやつ。妖力の正しい使い方だって兄……あー近くにいる奴が言ってた。……待てよ、ってことは猫、結構じじ、」
啼良「うるさいな!爺じゃないし!大体、妖は長命だし基本的に姿を欺いて生きるのは普通でしょ。」
右梨「すごいなぁ……人間側から考えると全然想像つかないかも。」
紅花「ねぇ、俺にとってはどうでもいいから先進んでもいい?」
啼良「ええー結局ボクが最後じゃん。鬼のおにーさん譲る気ないね。」
紅花「だって進まないじゃん。嫌いな所はね、人の話を聞いてないこと、書類仕事とか細かいことを全部やりたがらない所、勝手に商品を負けたり、しかもそれを気にしてないことでしょ、俺の酒も勝手に飲むし、悪いとも思ってなかったりするし、」
キリサ「待って待って待って、ちょっと待ってくれないかい。」
翠果「紅花さん、お兄さんのこと、きらい……?」
與未「狐さんや退魔師の方とはまたちょっと違う感じの嫌い、なのでしょうか。」
キリサ「とりあえず、そうだね。嫌いな所はたくさん聞いたからいいとしよう。好きな所は?」
二灯「笑えるな、犬が混乱してやがる。」
キリサ「おやおや、進行してあげてるんだから感謝して欲しいくらいなんだけどなあ?」
二灯「烏が役立たずな分、喧嘩のお相手をしてやってもいいんだぜ。」
キリサ「いつも烏に負けっぱなしな君が何を言っているんだい?」
啼良「なになに、遊ぶの?ボクも混ぜて〜。」
右梨「喧嘩は禁止だって最初自分でも言ってたじゃない!止めなさい!駄目です!」
紅花「ねぇ、答えたし次いっていいんじゃない?」
與未「あれ、答えていましたっけ?嫌いな所しか聞いてないような気がします。」
キリサ「そう、それだ。狐を遊んでやってる場合じゃない。話を次に回したいなら好きな所を述べてくれよ。」
紅花「仕方ないな、好きな所はどうしようも無いくせに頑張って兄ぶってる所。これでいい?」
二灯「なんだ、めちゃくちゃ好きってことかよ。」
紅花「それ本人に聞かせたら君の情報全て退魔師に売るから。」
二灯「いやまずあんた達を知らねぇし。ってか卑怯だしそういうのは商人として意に反するだろ。」
摩人「残念なことにそもそもここの記憶は残らねぇんだったな。纏めて始末してやったのに。」
啼良「あはは、退魔師のおにーさん残念でした!じゃあ鬼のおにーさんも答え終わったし、最後はボクね。好きな所はボクの言動を理解してくれること、嫌いな所はすごく楽しい時でも途中で止めたりしてくることかな?」
摩人「つまりアンタの片割れがなかなか鼻が利いて厄介ってことかよ。」
啼良「あの子は頭良いよ!ボクよりも弱いけど。でも邪魔されるのは不満だし別の話だよね〜。」
二灯「いや、ね〜ってオレに話振られても困るけど。」
啼良「狐のおにーさん遊び慣れてそうなんだもん。」
與未「喧嘩は何処でも困りものなんですね……。これで全員回答したでしょうか。」
翠果「終わったみたい。次、いく?」
キリサ「そうだね、皆早く出たいだろうし、休まずいってしまおうか。」



・好物は?
啼良「誰も最初いかないなら今回はボクからいっちゃおっかなー。栗が好き!」
二灯「意外と普通じゃん。」
啼良「裏山に落ちてるんだよね〜保存も出来るし便利だし。」
翠果「栗ってなぁに?」
紅花「湖の近くには生えてなかったか。惜しいな、記憶が残っているなら今度仕入れていったのに。」
右梨「簡単に言えば木の実、かな?トゲトゲしてるから剥くのは難しいけど蒸すと甘くなるんだよ。」
翠果「トゲトゲ……ウニ……?」
紅花「あぁ、見た目はそんな感じ。」
與未・二灯・キリサ(ウニってなんだろ……。)
啼良「ボクは終わりね!次は横の烏のおにーさん。」
與未「僕ですか?好きな物は……ええと、練り切りでしょうか。」
キリサ「それなりに予想は付いていたけれどお坊ちゃまかい、君。」
與未「そんなことは。ただ普段粥など食べられる物が限られているので口にしている物が少ないと言いますか……。」
右梨「体ちょっと弱いんだね……。でも練り切りって綺麗で美味しそう。わたし食べたことないんだよね。」
摩人「お上品な奴らはよく食ってんな。そもそもポンと普通の菓子では出ねぇよ。」
與未「そうなのですね……ならもう少し有り難みを持って食べないと。」
二灯「〜〜〜、あーそうじゃねぇ!あんた本当に、あーもう!」
翠果「お兄さん、ちょっと騒がしい……。」
與未「?、?、すみません……?」
二灯「謝んな!またオレが悪いみたいだろ!」
啼良「さっきの煽るのは子供みたいって言われたの気にして色々葛藤しているんだねぇ。狐のおにーさん見てて飽きないね、面白〜い!」
與未「え。……それは謝りませんからね?」
二灯「謝ったら寧ろあんた殴ってたぜ。言った言葉は翻すんじゃねぇ。」
キリサ「どうでもいいから烏天狗は答え終わってんだし、とっとと君の好物答えなよ。何だっけ、いつもお仲間がムシャムシャ美味しそうにしてるのは。他人の妖力??」
啼良「悪趣味だ!」
二灯「…………オレは好いてない。」
紅花「あれ、そうなの?狐なのに珍しいね。」
摩人「喧嘩っ早いのはテンプレ通りの狐だと思ったけどな。昔食いすぎて腹でも壊したかよ?」
二灯「好き勝手言いやがって……。なんか、よく分かんねぇけど好きじゃねぇんだよ、あの食事方法。」
翠果「じゃあ、何が好きなの……?」
二灯「あまり食事自体に執着はしてないんだけどな……。強いて言うなら無花果とか。」
右梨「甘露煮とか美味しいよね!普通の狐さんには申し訳ないけどわたしはそっちの方が好物って言われた方が共感出来るなぁ。」
二灯「いや普通はそうだろ。妖狐の方が特殊なのはよく分かってるって。もう話すことないから次、犬。」
キリサ「僕は卵焼き。塩っ辛いのが好きなんだ。」
與未「ご家庭の味ですね。リサさんのご家庭は楽しそうです。」
キリサ「うーん、まぁ楽しいだとか改めて考えたことはないけど飽きずには過ごしているよ。次、どうぞ。」
紅花「酒。」
キリサ「食べ物でお願いしようかな。」
紅花「………………。おにぎり。」
啼良「なんかお酒のイメージからすると意外〜。」
紅花「片手で食べられるのなら何でもいいよ。書類仕事やってても手が汚れずに動かせるからね。」
摩人「妖の意見に同意すんのはあまりしたくねぇけど、確かにな。食器を使わないといけないもんだと両手塞がって邪魔だ。」
紅花「効率的に生きたいよね。」
二灯「仕事人間かよ。」
紅花「領域関係ない商売人だから。はい、次。」
摩人「じゃあ団子。」
右梨「好きな物って、じゃあっていう言葉使うものだったっけ……。」
キリサ「ちなみに理由はやっぱり、」
摩人「片手で食える。」
キリサ「だよね。よし、次いっちゃおうか!」
右梨「はーい、わたしは琥珀糖が好きかな。色もたくさんあって眺めているだけでも綺麗だもの。」
翠果「寒天で作るもの?わたしの近くでも紅藻類が採れるから知ってる。」
啼良「紅藻類??」
紅花「そういう材料になる植物が海側にはあるんだよ。」
右梨「わたしも材料の方は知らなかったかも。最近は都でも菫で色を付けたものとか豊富なんだよね。いつか瓶の中いっぱいにして色んな色を揃えたいなぁ。」
キリサ「流石女の子。ツッコミどころがなくて安心だよ。」
右梨「そこは女の子とかは関係ないような気はするけれど……。最後になっちゃったけど、翠果ちゃんの好きなものは?」
翠果「貝の蒸し物。たくさん貝も近くの海で採れるから。」
紅花「本当に酒のつまみには困らないんだよね、海側は。」
二灯「オレの村、物流なんて全然機能してねぇのに海側の食い物が気になってくるじゃねぇか。」
與未「なかなか自分の領域外となると食べる物も変わってくるのですね、今日の話は新鮮なことばかりです。」
翠果「私も、山の方の果物とか木の実は気になる。いつか紅花が持ってきてくれる?」
紅花「ここのことは覚えてないから約束は出来ないね。まぁ、山側から下りてくる時は可能性あるんじゃない?」
啼良「あ、全員回ったみたい!次にいけるね。」
右梨「やっと三つ目だね。次はなぁに?」



・貴方の大切な人と片割れの命の危機、助けるのはどっち?
二灯「命の危機?彼奴が?大喜利始めろってことか。」
紅花「そんなの求められてないでしょ。いいじゃん、二択で答えるの楽で。」
與未「楽、ではないような気も。」
啼良「どっちの答えの方がわくわくするかな〜?」
キリサ「じゃあ、大切な人を助けるっていう人ー?」
右梨「ちょっとそれはやりにくくないかな?」
摩人「面倒臭ぇな。……、大切な奴っていうのはこっちの紙、片割れって奴はこっちの紙指差せ。」
翠果「その紙、どこから……?」
摩人「さっきまでの質問用紙破った。答えたしいらねぇだろ。」
キリサ「…………、まぁ何かあったら退魔師さんに押し付けてしまおう。じゃあ、皆一斉に指差そうか。いっせーの、」

・大切な人→二灯、摩人、右梨、翠果

・片割れ→啼良、與未、キリサ、紅花

啼良「結構綺麗に分かれるんだ、面白い!ボクは楽しいことをし続けたいからさ。楽しいことを続けるにはあの子が必要!」
二灯「オレは大切な人ってのもよく分かんねぇけど、彼奴を助けると後で面倒臭い気がする。」
摩人「助ける義理がねぇ。」
右梨「わたしはそういうことではないんだけど……やっぱり双子でも違うわけだし、あの子が危機でもわたしが危機でもお互いが幸せな方を選んで欲しいんじゃないかなぁ。」
翠果「同じ。それに、その後私達がどうするかっていう行動は、明言されてない。だからどちらか選ぶなら、こっちを選んでって言う気がするし、私もそうしたい。」
紅花「俺は逆に、あっちが目の前で消えられる方が見たくないからね。」
二灯「なんだかんだ仲良いんだな、嫌いな所たくさんある癖に。」
紅花「伊達にビジネスパートナーは組んでないよ。」
キリサ「こっち側の意見は大体同じだろう。双子だからこそ何者にも変えられないのさ。」
與未「大切な方、が何れ出来るかは分かりませんが、僕もどんなに地獄でも兄と一緒にいくと決めているので。」
摩人「全員重い。」
二灯「っていうかさ、そのあんた達の片割れがあんた達と逆の意見だったらどうすんの?大切な方を助けるーってさ。」
キリサ「有り得ないね、だって僕は彼なんだから。」
與未「それを選んだものが兄の意志ならば、僕はそれに従います。」
紅花「逆に俺を選んでもらっても困るね。」
啼良「鬼のおにーさんちょっと理不尽。押し付けがましいって言われない?」
紅花「俺達はこれで成り立ってるからいいの。」
右梨「でも三つの質問でも皆結構違うものだねぇ。ちょっと休憩する?」
キリサ「何かお茶でも出来ればいいんだけど。探してみようか。」
摩人「あったとしてもここにあるもんを飲んだりしても平気かよ。」
翠果「紙、破いてるから今更な気がする……。」
啼良「破いても今の所何も起きてないから大丈夫!何か起こっても楽しそうだから大丈夫!」
二灯「大丈夫じゃねぇよ、それ。」
與未「お茶葉があれば僕が煎れられますよ。」
紅花「じゃあ、皆頑張ってね。」
二灯・キリサ・摩人「あんた/君も探すんだよ。」
啼良「あっはは、仲良しだ!」


区切り(兄側同様、随時質問などきたら増えます)


*兄側Cの好きな色
・蔓良→蒸栗色
・與市→金糸雀色
・一灯→紺青
・キリサ(キリ)→淡萌黄色
・赤羽→瓶覗
・由摩→卯の花の色(ほぼ白なのでカラー付けず)
・左里→勿忘草色
・実翠→茜色



.

[ 12/12 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -