七夕(ローズ&ファイ)


フ「今日は七夕ということで、短冊を書こう!」
ロ「お前はいつも唐突だな」
フ「唐突かなぁ。七夕だから書こうと思ったんだけど。ローズちゃんも願い事の一つや二つあるでしょ?」
ロ「……う、ま、まぁ無くはないが……」
フ「でしょ、ならいいよね。はい」

(ローズに短冊とペンを渡すファイ)

ロ「む、むむ……い、今は見るなよ!?」
フ「はいはい、分かってるよ」
ロ「こっち見たら殴るからな!」
フ「くすくす。怖いなぁ、ローズちゃんは」

(数分後)

フ「さて、書けたかなー? もうそっち見てもいいよね?」
ロ「ま、まぁな」
フ「せーので、短冊見せあいっこしようか」
ロ「み、見せるのか!?」
フ「なに? そんなに恥ずかしいこと書いたの? ローズちゃんってばぁー♪」(にやにや)
ロ「べ、別に! そ、そこまでではッ!」
フ「じゃあいいよねぇ〜♪」(にやにや)
ロ「うーっ!! その顔が物凄く腹が立つ!!」
フ「はいはい、じゃあ、せーの!」

ローズの短冊『たくさんの猫に囲まれたい』
ファイの短冊『たくさんの女の子に囲まれたい』

ロ「ッ!! つ、つい反射的に出してしまった!」
フ「不意打ち成功〜!」
ロ「相変わらずムカつく男だな、お前は」
フ「不意打ちされて、反射的に出すローズちゃんが悪い。しかし、かわいい願い事だねぇ。猫好きのローズちゃんらしいね」
ロ「う、わ、悪かったな! 柄にもなくて!」
フ「い、いや、そんなこと言ってないんだけど、一言も。そんなに恥ずかしがらなくたって……」
ロ「別に恥ずかしがっているわけじゃっ!! と、というか寧ろ、お前こそ少しは恥らえ。この女たらしッ!」
フ「ええー別に恥ずかしくな……」
ロ「ファイ?」(超低音で)
フ「ゴメンナサイ。少しは反省します」
ロ「よろしい」
フ「なんか、殆ど八つ当たりのような気が……」
ロ「何か言ったか? そんなに殴られたいのか、お前は? そういえば、さっき剣も磨いたばかりだからな、少しばかり試し斬りがしたいとことだったんだ」
フ「怖ッ! 怖いよ、ローズちゃん! 殴るから斬るに変わってるし!」


END



- 3 -
 

しおりを挟む
戻る/Top





「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -