Detective Conan


≫Clap ≫Top

カタルシス


57


打ち明けた互いの思いに潰されるように、その日は泣き明かした。


最初に泣き出したのは青子だったのか。
最後に泣き止んだのは名前だったのか。


今となってはわからない。


ただどちらともなく「そうしよう」と言う結論に達していた。
それはともすれば、快斗を、白馬くんを、傷つけることになるのかもしれない。
…そしてそれ以上に、傷つくのかもしれない。

だけどそれでも。


「そうすること」を、自分と同じ顔したもう1人の自分と頷き合いながら決めていた。

.

prev next


bkm

×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -