Detective Conan


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カタルシス


45


あの日から数日が過ぎた。
何も変わらない。
私は私。
そして…。


「おっはよ!名前、青子!」
「おはよう、快斗」
「なーにが、おっはよ!よ!あなた朝のHRいなかったでしょ!?」
「…えー?なんのことだよ?」
「とぼけるんじゃないわよ!!」


私が私で変わらないように、青子は青子で。
快斗は快斗で。
何より…。


「いつも適当な言い訳で誤魔化しているようですが、今日は遅刻ですよ」
「げっ…、オメーが日直なのかよ…!」


白馬くんは、白馬くんだった。
誰が誰に思いを寄せようが。
誰が誰に思われようが。
時は誰の上にも平等に、そして、


「えっ!?白馬くん、江古田シアターでやるお芝居観に行くの!?」
「えぇ。知り合いからチケットを貰ったので。良かったら青子さんもどうです?」
「行く!!このお芝居に、青子の好きな俳優さん出てるんだ!!」


残酷に流れていく。

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bkm

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