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もしも新一が下手だったら後編


−中道先生の性春講座その6−


「濡れてるからってタダ突っ込めばいーってもんじゃねぇんだぞ?」
「たとえばー?」
「例えば穴に指突っ込む前にクリ弄るとか?」
「…まぁ女が1番イキやすいところってことだしなぁ」
「さすが工藤!知識だけは人一倍!」
「…その言い方すげぇムカつくんだけど」
「でもさぁ、」
「「あん?」」
「クリトリスの場所イマイチわかんねぇ」
「オメーそれは…」
「下手以前の問題だ…」


1番確実なのは、指で広げながら皮を持ち上げ弄ること。
…って、くらいは知ってんだけど。
じゃあどうやって弄ればより感じるのか?
…が、わかれば苦労しねぇって話だよなぁ?


「や、あ…」


とりあえず乳首同様、いつもよりも「ねっとり」舌を絡めたら、肩に乗せるような体勢だった名前の左足が、俺の背中でむず痒そうに動いたのを感じた。


−中道先生の性春講座その7−


「突っ込む前に前戯での俺の必殺技を教えてやろう!」
「必殺技ぁ?嘘臭ぇな、おい」
「お前は黙れ工藤!…で!?必殺技って!?」
「オメー食いつくなよ…」
「お前は少し食いつけ工藤。お前そういうとこ淡白っつーか、ノリ悪ぃよなぁ…」
「うるせぇ」
「工藤はいいから!必殺技!」
「必死だな、相沢…」
「まぁ相沢のために教えてやるよ!この手だ、この手!」
「…それ何年か前に流行ったDAIGOポーズか?」
「違うだろーがっ!親指と、人差し指中指でくっつけるか、中指薬指でくっつけるかはその子の体次第ってことで、それと小指をそれぞれ離す!使わない人差し指か薬指は曲げんの!」
「…この手がなんなんだよ?」
「秘技三点攻め!」
「……は?」
「親指でクリ弄んだろ?俺の場合は中指と薬指をアソコに突っ込む!」
「小指は?」
「そんなんケツの穴に決まってんじゃねーか!」
「「…マジで!?」」
「おう!で、手で弄ってる間にヘソあたり舐め回してやるとヒィヒィ言うから!」


いやらしそーに笑った中道の顔が浮かぶ。
…さすがに尻の穴に指突っ込む気になれない俺は潔癖なのか?
でも中道の意見でハッとしたこと。
俺指突っ込んでクリトリス弄ってる時、そこにしか集中してない。


−手で弄ってる間にヘソあたり舐め回して−


…ヘソと言わずいっそ胸に戻るのはどうなんだ?
試してみたくなって、上体を少し起こした。
片手、は、中道アドバイスだとして(小指はナシ…なんとなくナシ)
舌でとりあえずヘソのあたりを舐め回して、もう片方の手で乳首を摘まんだ。


「いやっ…」


その声と同時に、俺の背中を這うように回されていた名前の足がベットの上に滑り落ち、両足を踏ん張らせて腰を軽く浮かし始めた。
…おい中道!
この指マジで効いてる気がするぞ…!
そのままさらに上体を戻し、片方の乳首を舌で、もう片方の乳首を手で弄りながら攻め立てる(もちろん片手は中道アドバイスのまま)


「…あぁっ!…っん……ふっ…」


チラッと名前を見ると、堪えきれない涙を溢しながらぼんやり俺を見ていた。
…やべぇ、


「ほんと可愛い」
「…ぇ?」


−中道先生の性春講座その8−


「で、遂にぶちこむわけだけど、」
「先生!女が喜ぶ体位ってありますか!?」
「(相沢…。先生ってなんだ、先生って)」
「それはそれぞれ違うだろー?」
「じゃあわかんねーじゃねぇかよ!?」
「怒鳴るなよ相沢…」
「怒鳴るだろ!?最後の最後でそりゃねーだろ!?」
「まぁ待て待て。好きな体位は人それぞれだけど、それを探せばいいだけだろ?」
「…見つけるまでに何回ヤんなきゃなんねーんだよ!」
「…相沢お前さぁ」
「あ?」
「もしかして一回突っ込んだらずっとその体位とか言う?」
「へ?…そ、そうじゃねぇのか?」
「…だからお前『えっちが下手な相沢くん』て言われんだよ」
「なんだと!?」
「騙されたと思って、突っ込んだまま体位いろいろ変えてみろよ。体位によっては女にも突っ込んでる部分見えて興奮してくるし、ただ突っ込んだままより一旦止めて体位変えることでまぁちょっとした焦らしにも似たプレイだよな」


俺もどっちかって言うと1度入れたら最後まで同じ体位だった。
よくよく考えれば確かに芸がない。
なんて後から思うのは自由なんだが、この時はただ俺を見る名前を見たら我慢出来なくてとにかく入れた。
…なんて口が裂けても言えねぇ。


−中道先生の性春講座その9−


「だいたい女寝かせながら突っ込む正常位でもだぜ?少し変えるだけでだいぶ変わってくんだから」
「少し変えるって?」
「「…」」
「なんだよ?」
「やっと工藤が食いついてきた!」
「なんだよ、お前もやっぱり気になってんじゃねぇかよ!」
「…うるせぇ」
「工藤と相沢のために事細かに教えてやるよ!」
「あざーっす!」
「(俺は相沢のようにはなれない…)」
「いいか?正常位ってことは、女を組み敷いて突っ込んでんだろ?」
「「うん」」
「足はどうしてるよ?」
「足?」
「例えば片足だけ手で持ち上げるとか?例えば両足肩にかけるとか?足の位置少し変えるだけでも角度が変わって感じ方も変わるはずだぜ?」


言われてみたら、俺突っ込んでる時名前の足どうしてたっけ?って。
それくらい足に関しては無関心だった。


「…あっ!…やぁっ…」


とりあえず片足を持ち上げ、片足を肩に乗せた。
…すげぇ…、足の位置変えただけでさっきより深く入ってる気がする…。


「…っ…名前っ…」
「やっ、あぁっ!…んあっ、…あっ、あっ、やっあああっ…!」
「っ!?」


名前の短い悲鳴にも近い声の直後、今まで感じたことのないようなものすげぇ力で締め付けられ、俺も自分の欲望を吐き出した。


「…はぁ…はぁ…」


組み敷いたままの名前は、なかなか息が整わない。
…え?
なんだコレ!?
今もまだ膣が痙攣しながら締め付けてんだけどっ…!
てゆうか


「名前足、」
「…ご、ごめん、足に力、入んない…」


いつの間にか俺の腰を両足で挟み込むような格好になっていた名前は、今だ俺の腰をきつく挟み込んだままで。


「ご、ごめっ…。もう少し待って…」


両手で真っ赤な顔を半分隠して謝罪してくる名前。
その顔にははっきり涙の跡。


「別にこのままでも構わねぇけど?」
「え?」
「…少しは気持ち良かったか?」
「…よ、よくわかんないっ…!」
「はぁ?」
「だ、だって途中からもうわけわかんなくなって頭が真っ白になって!き、気がついたら足に力入んないし…!…わかんないよ…」


まだまだ顔は真っ赤なままで、困惑したような表情の名前。
…ほんっと、


「オメー可愛いな」
「え!?」


今まで自分だけしか考えてなかったけど。
…コイツのこういう顔見れるなら相手を「イカせる」ってことに重点を置いて考えるのも、それはそれですげぇ、良いかも、とか?思った。
ま、それに気づかせてくれた中道に感謝、ってことだな。


後日


「え?今日はいい?(最近、)」
「今日は俺が気持ち良くしてやるよ」
「(工藤くんのにゃーにゃーに異常に愛を感じるっ…!!)あ、あのっ!」
「うん?」
「ち、ちゅう!してくださいっ…!」
「…名前」
「んっ…(これはきっと今までのサンドバイエルンの効果に違いないっ!!※胸でサンドするアルトバイエルンの略※)」
「名前」
「(勝利っ!私の地味な努力の勝利っ!!)」
「…オメーがしてほしいことはなんでもしてやるよ」
「じ、じゃあ!」
「うん?」
「…ぎ、ぎゅってしてくださいっ…!」
「…」
「べ、別にえっちなことしなくても私ほんとに工藤くんにぎゅってされるだけで嬉し」
「あー、もう!!」
「え!?」
「…オメーほんっと、ベットじゃ可愛いすぎて俺我慢できねぇんだけど!」
「え?ち、ちょっ、ん…(今工藤くん、)」
「名前」
「(『ベットじゃ可愛い』って言った!?そ、それって普段は可愛くないってことっ!?)」
「名前…」
「(ま、まだまだサンドバイエルンが足りないんだっ…!やっぱりこれからもサンドバイエルン…!!)」


こうしてお互いがお互いを思ったsex lifeに突入するのでした。
めでたし、めでたし。

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