銀色ジャスティス | ナノ


▼ コスプレするなら心まで飾れ

「…いや今までも二日三日家を空けることもあったんだがね、さすがに一週間ともなると…」


なんであたしは万事屋の仕事場にいるんだろう。今日は昨日一昨日と徹夜で頑張って書類整理をしてやっともらった非番だというのになんで銀時の隣に座ってルのだろうか。


「連絡は一切ないし、友達にきいても誰も何も知らんときた。親の私が言うのもなんだが、キレイな娘だから何かよからぬことに巻き込まれているのではないかと…」


渡された写真に写っていたのは…………ハムのような人だった。ん?人なのか?ハムなのか?わからなくなってきたぞ。


『あー…なんかこう巨大な…ハムをつくる機械に巻き込まれてる可能性があるんじゃないでしょーか』

「いやそーゆんじゃなくてなんか事件に巻き込まれてんじゃないかと…」

「事件?あー、ハム事件とか?」

「オイたいがいにしろよ。せっかくきた仕事パーにするつもりか」


あたしと銀時のコンビネーションにキレる新八。つーかあたし関係ない。


「でもホントコレ僕らでいいんですかね?警察に相談した方がいいんじゃないですか」

「そんな大事にはできん」


いるんですけど。ここに警察いるんですけど。


「我が家は幕府開府以来、徳川家に支えてきた由緒正しき家柄。娘が夜な夜な遊び歩いているなどとしれたら一族の恥だ。なんとか内密のうちに連れ帰ってほしい」





第七訓
コスプレするなら心まで飾れ





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