小説タイトル
1話

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side→ルート

フェリシアーノとハンガリーが仲良く食事をしているとき
兄さんはずっとフェリシアーノを睨んでいた

幸いにフェリシアーノとハンガリーは気づかなかったようだ。


兄さんはフェリシアーノに嫉妬していることに気づいているのだろうか…?

なんだかんだで兄さんは一歩を踏み出すことが出来ていない…


ここはやはり…

手を貸すべきだろう!!


しかしどうすればいいんだ?

オレにはそのような経験がない…
経験がありそうなヤツに聞いてみるか。


一番聞きやすいのはフェリシアーノ。
まぁコイツは…
口を滑らして計画が台無しになるに決まっている…

次は菊だな
菊は…なんというか…
いろいろと危ない気がするぞ!


経験がありそうなのはフランシスだな。
ヤツは…ダメだ。
ヤツが絡むとロクなことが起きない気がする!!

アーサーはツンデレの連発になりそうだし…
アルフレッドも何か食べるだけで話を聞いてくれるとは思えない…


どうしてオレの周りにはまともなヤツがいないんだ!!

どうすればいいんだ…!!


ハンガリーとフェリシアーノの話し声が聞こえた

「そんなこともあったね」

「えぇ。あの時フェリちゃんったらバーベキューの火に怯えて…」
「わぁぁ〜!!そこまで言わなくていいから!!」

「ごめんごめん…また行きたいね。キャンプ」



…これだ!!


「それなら今度いくか!!」

「え?ルート急にどうしたのー?」

「行きたいのだろう?
最近あまり出掛けていなかったからな。
それにフェリシアーノが火に怯えなくなったかも気になるしな」

「ヴェー!!今はさすがに大丈夫だよー!!」

「でも、久しぶりに行きたいね」

「なら決まりだな。兄さんも来るだろう?」

「なんで俺様まで…」

「やったー!!久しぶりにエリザベータと寝れるねー」

「……ルート。やっぱりいく」

「わかった。あとはオーストリアと台湾でも連れて行くか」

「いいわね!!湾ちゃんとお泊まりできるのね!!」




こうして、キャンプで兄さんとハンガリーの距離を縮めよう作戦が始まった。

[*前へ][続く#]
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