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おとうと。小話2

お腹に腕がまわりグッと後ろから抱きしめられたので、眠気に意識を持っていかれそうになりながらも後ろをみるとすぐ目の前に弟の顔。

『秀一だ…一緒にねるの?』
「あぁ。嫌か?」
『やじゃない。ふふふっ…久しぶりだから嬉しい』

体ごとぐるりと振り返って抱きつくと、秀一も優しく抱きしめ返してくれた。

『おやすみ、秀一』
「あぁ」

秀一は私のおでこに軽くキスを落としたので、私もお返しに同じようにキスをすると、秀一はふっと笑い目を細めた。

ポカポカの体温を感じながら眠りに落ちる私の耳元で、秀一は何か囁いていたが聞き取れなかった。
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「おやすみ、sweetie」
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