気づいた時にはもう遅い


    ドガァァン…

阿「来たか…団長」
神「どういうことか説明してよ」

随分ご立腹のようだな

神「しぐれは何処行ったの」
阿「さぁな。俺も知らねぇよ」

    ドガッ

ぎりぎりで団長の拳をかわす

神「じゃあなに?黙って出てったって言いたいの?」
阿「そういうこった。出てった理由は知らねぇけどよ、大方団長のことだろ」

俺のこと…?

まさかあのことを何らかの経緯で知ったとか?
でもしぐれがそんなことで出ていくようには思えないけど…

それにしても
あのときの約束
今度はしぐれが破るなんてね

俺は覚えてるよ?
まさか忘れちゃったの?

しぐれがいなきゃ
俺の魂は潤わないんだ

だから
帰ってきてよ


しぐれ


[*前] | [次#]

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -