立ち上がった精鋭たち


翌日

銀「いーかてめぇら。死なねぇ程度になら殴ってもいいからな」
神「わかってるヨ!」
銀「しぐれが何所にいるかはわからねぇ。各自単独で行動して見つけ次第連絡しろよ」

そう銀八の話が終わった直後
全員がバラバラの場所へと散った

神『阿伏兎。ちゃんとここの建物自体調べておいたんだよね?』
阿「当たり前だ。これがここの詳細だ」

渡された紙にはこの建物の設計から道筋
そしてしぐれがいそうな場所まで
隅々にわたり書いてあった

神『一番いそうなのは…この地下が一番怪しいね』
阿「あんたの勘は当たるからな」
神『じゃ、ここで決まりだね』

先に強行突破してったやつがいたらしく
すでに警備員やらが動き出していた

阿「裏から行くか」
神『そうだね』

    ドガッ

「お前がどれほど迷惑かけたかわかってるんだろうな?」

だがしぐれは決して口を開かなかった

「…今しがた銀魂高校の連中が乗り込んできたと連絡が入った。大方お前を助けにでもきたつもりだろう。馬鹿な連中だ」

そういって出て行くのと入れ替わりに
違う男が入ってきた


神『雑魚がうじゃうじゃとうるさいな』
阿「仕方ねぇだろ。もうすぐ地下につながる階段があるはずだ」

そう
地下に近づくにつれ
警備員の数が増えているのだ

阿「見えたぜ。あそこが階段だ」

そこには一つの扉があった

阿「俺はここでこいつらを食い止めるからあんたは行ってくれ」
神『言われなくてもそうするさ』

道がほんの一瞬ひらけたときに
その扉に向かった


立ち上がった精鋭たち
もう少しで君に逢えるから
だから
待っててよ



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