▼Fate/stay night(ランサー夢主)
10/23(22:24)

オブザーバー(Observer)

・真名:シャンタル(またはラプラスの魔)
・性別:女性


▼人物
 
 冬木市における聖杯戦争に呼ばれた「オブザーバー(観測者)」。ある日突然オブザーバーとして目覚め、身ひとつで冬木市を訪れた。言峰教会へ教会に身を寄せることになった。自分の名前が「シャンタル」という名前であることとオブザーバーであること以外は、とても曖昧にしか覚えてない。
 役割と境遇にしてはごく普通の一般人で、他人への思いやりや、死や痛みに対する恐怖心も持ち合わせている。基本的には明るく好奇心旺盛な性格である。自身を呼び寄せた「ラプラスの魔」を受け入れながらも別個の意思を持っており、決して超然とはしていない。
 能力的には通常のサーヴァントに劣り、肉体があるため普通の怪我で命を落とすが、本当の意味で死ぬことはない(後述)。また知識と理解だけは百戦錬磨も魔術師にも劣らぬそれであり、一度体験した魔術は難なく扱うことができる。ただし魔力そのものは普通の魔術師以下であるため、大がかりな魔術の行使には外部からの魔力供給が必要になる。



▼オブザーバー

 聖杯戦争において、正式な資格がなく戦争には加わらない「観測者(observer)」の役割を持つサーヴァント。他のサーヴァントのように魔術師に呼び出されるのではなく、サーヴァント自らが「相性のよい器」に働きかけ、強制的に膨大な量の知識を流し込んで現れる。器に選ばれる人間は魔力の質や血統にはかかわりがなく、"ラプラスの魔を受け入れられる精神力を持つ者"である。
 オブザーバーの願いは聖杯には受け取られず、また聖杯から影響を受けることもない。聖杯戦争におけるオブザーバーを殺害すると同時にその世界軸は「観測不能の世界」となり、一旦リセットされ数時間前からのスタートになる。リセットされた世界軸の人物たちの記憶も巻き戻るが、個人差があり、なかにはそれを覚えている者もいる。
 オブザーバーになった者は観測したすべてを「ラプラスの魔」本体をデータバンクとして記録するため、基本的に記憶を失うことがない。


▼ラプラスの魔

 世界に存在するすべての原子の位置と運動量を知る「知性」と呼ぶべきもの。この先の世界がどのようになるかを完全に知ることができる。通常そのような存在は「神」と呼ばれることが多いが、ラプラスの魔が生まれたのは19世紀におけるフランスの数学者ピエール=シモン・ラプラスによってその概念が提唱されてからであり、いわゆる「世界の創造主」ではない。
 ラプラスの魔は一個体ではなく、巨大な情報を保全すための意思を持つデータベース、および計算機のようなものである。基本的には世界を"外側"から観測するだけの存在だが、世界においてなにか影響の大きい出来事が起こると強く興味を持ち、「器」を選んで直接観察に行く場合がある。器となった人間は役目を終えたあとは解放されるが、望んでラプラスの魔であり続けることもできる。
 ラプラスの魔として目覚める人間は、同じ世界軸に一人である。


▼宝具

因果律の終着点(アカシック・レポート)

 戦闘能力は一切ない、分厚い本。真名を唱えるとその者の運命のページが開き、いつどこで何が起こるのかのすべてを書き記す。それを他人に伝えることも秘匿することも自由である。この宝具によってもたらされた情報により未来が変わった場合、「分岐した世界での出来事」として新たに本へ書き加えられる。
 また、作用はオブザーバー本人においても例外ではない。自分の運命を書き換え続けることも可能だが、多くの場合結果はより悪くなることのほうが多い。





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