大丈夫、怖くない

「うわ、イエローレンジャー」
「ちょっとロアっち、それ、あたしのこと!?」


大丈夫、怖くない
(ノーマ=ビアッティ)


「お前見てると目が痛いんだよ。何とかしろ」
「あたしのファッションに文句言わないでよ〜。それより、ロアっちこそもっとディセンダーらしい格好すればいいじゃん!」
「ディセンダーらしいってどんなだよ」
「あれだよあれ、ジュディ姐の依頼でレディアント取りに行くやつあるじゃん。あれやれば〜?」
「やなこった。面倒だし、連れてく奴が一人ってのが厄介だからな」
「そんなこと言わないで行ってみればいーじゃん!あっ、あたしがもう一人のメンバー決めてあげよっか?」
「いや、結構」
「何でよっ。えーっと、ロアっちは前衛だから、連れてくのは後衛の方がいいよね〜?だからそうすると〜…」
「なにを勝手に悩んでくれてんだよ意外と良い奴かお前。って言うか結構だって言ってんだろうが」
「リっちゃんとかは〜?」
「はあ?誰だよそれ。って言うか必要無えって聞こえてねえのかよお前」
「どうどう?あたしの一番オススメのリっちゃん!」
「お前…あ、ちゅうもーく!」
「ぶふっ。何それロアっち。面白く無いよ〜」
「お前の真似だ馬鹿。諸刃の剣だからなこれ」
「分かってるわよ〜。でもでも、スベったロアっちの方が重傷だけどね」
「…これ以上傷口を抉るんじゃねえよ」


[*前] [] [次#]

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -