ぼくが守るから
「駄目じゃないかロア、歩きながら食べるとシェリアに怒られるぞ?」 「私をソフィと同じ扱いにするんじゃねえよ」 ぼくが守るから (アスベル=ラント) 「分かってるよ。けど、何か放っておけないんだ」 「放っておいてくれよ頼むから。私お前みたいな騎士シリーズ嫌なんだよ、堅苦しくて」 「騎士シリーズ…?ああ、フレン隊長とかか?」 「そうそれ。あとはヴァレンス嬢とかもそうだけど、私がぐうたらしてると斬りかかってくるんだよねえ、騎士シリーズ」 「それはロアの普段の行いが悪いんじゃないのか?」 「追憶の何とかの最深部辺りで、守れなかった…!って言いながら倒れるお前よりマシだろ。お前が倒れた後大変だったんだからマジで。あの場にユージーンがいなかったらお前確実に置き去りだったからなあそこに」 「そ、それはすまなかった…。本当、ユージーンさんにも悪いことをしたな…」 「ま、今後は気を付けるこったな」 「ロアは、優しいんだな」 「は?何言ってんのお前ふざけんなよマジで。今度倒れたら本気で置き去りにするからな、覚えとけよ」 「(照れてる、のか…?)」 [*前] [栞] [次#]
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