必要なのは是だけ









「ひぁ!!っああぁアー…!!」

自分の声が遠くで鳴っている。
意識はここにあってここに無い。


ルノン、と名を呼ぶ彼女はもはや私を見ていない。
彼女は欲望に、本能に忠実に…私を使って儀式を行っているに過ぎないのだ。
まるで自らの罪と向き合う信者の様に……




……




「いいわ…その声。もっと鳴いて」

両腕を縛り上げ、開脚させて。
ルノンは大きすぎる快楽に身を震わせ、私の言葉に涙を流した。

「ぅ…ぁっ…、ラスト…も、だめ……」

「私のかわいいルノン…もっと…」

綺麗な形の秘所を撫でる。愛液に塗れたそこからはぐちぐちと卑猥な音が鳴った。
勃起した小振りな陰核を指先で弾くと、堪らないといった表情で甘美な声を漏らした。

「ひぁあん!!ふ、ぇ…ッラスト…」

「ここがいいのね?」

「いい…ソコ……、きもちぃよぉ…っ!!」

「ふふ、素直な子は好きよ」

反対の手で皮を剥き、陰核を直に触る。
愛液に濡らして、痛く無い様に、かりかりと、優しく。

「っあ!ひぁッ…あぅぅ!!んは…ッ」

「綺麗な色…穢れのない証拠ね」

ワレメを左右に開き、露わになったソコをじっくりと見た。
陰核はだらしなく勃起し、膣口はひくひくと誘い、愛液が滴り落ちる…
ゆっくりと舌を這わす。膣口から、陰核の上まで。

「んんんっ!あッ…ひ…!!」

「ここ?」

ぐりぐりと陰核を舌先で刺激する。
ルノンは腰をびくびくと痙攣させ、一際大きな声をあげた。

「ひあああん!!やっダメ……ッなにか…クる…ッ!!」

「イキそうなのね…」

刺激を止めない。彼女の弱点を何度も何度も突いて…
勃起したそれを強く吸い上げる。

「んあっ…!!ひああああッ!!!」

大きく痙攣して、ルノンは絶頂を迎えた。
ふうふうと息を吐き、遠くを見つめる彼女にキスをして、指はそのまま秘所を弄る。

膣口はもう十分に濡れていた。
柔らかな肉壁を押し広げるまでもなく、指はするすると入っていく。
処女でも十分に濡らせば痛くはないのだ。
その証拠に彼女はこんなにもーー甘美に鳴く。

「あぅ…んんんッ…はぁっ…」

「さて…もう一度、イキなさい」

「え…?、アッ…!!」

指を折り曲げて、その部分を強く押す。
ルノンは目を見開き、されるがままに喘いだ。

「あああああッ!!だめ!!いやああああああーーッ!!」

「ほら、もう我慢しなくていいのよ…」

「でっ……ぁ…!!でちゃ…、なにかでちゃうううう!!」

「出していいのよ……ふふ」

「やだやだあああッ!!くひッ…んああああ!!!!」

ぐちゅぐちゅ、指の動きに合わせ音が鳴る。
びくんと一つ痙攣して、彼女の"それ"から大量の液体が噴出した。

「やっ…!!やだ…見ないでええ!!!」

「いいわ…もっと出しなさい」

指の動きに合わせて流れ出る。
ビュッビュッと噴き出す透明な液体の正体を、きっと彼女は知らない。

「あああアああ!!!とめて…ッゆびぃ…とめてえええ!!」

「ルノン…」

「ヒッ…あああぁああーーッ!!!」

抜き差しを早め、陰核に吸い付き、舌でぐりぐりと刺激すると、ルノンは一際大きな声をあげて、それから動かなくなった。





















………













「ラスト…ラスト……ねえ、もっと…」

素肌を密着させ、口付けを交わす。
お互いの秘所をこすり合わせて、私たちは一つになる。

「ルノン…」

ラストが罪なら、私は罰。

あなたの為だけに存在する、罰として在りたい。





先のことも何もかも忘れて、

今だけ、私をーー







不意に、ラストが微笑んだ

そして、小さく囁いた








「 必要なのは 是だけ 」
















END



………




>>Y to Y様


いつもありがとうございます!!
そしてリクエスト遅くなって申し訳ございませんーーー((涙涙
Y to Y様とは夢小説仲間であり、鋼仲間であり、そして林檎教信者というわけでただならぬ親近感を覚えております!勝手に←←
ラスト夢で裏描写でしかも女主なんてとんでもなく夢小説の概念ブチ壊し感ありますけど書いていてすごく楽しかったです!
百合描写はどこまで書いて良いかわからなかったので(←)とにかくルノンちゃんを弄り倒しました。ごめんなさい。
(しょじょせっていでこんなにしおふけるなんてすごいね)
(なんてつっこみはなしのほうこうでよろしくです)((((
この度はリクエスト企画にご参加いただき、ありがとうございました!!




15.7.16


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