不穏な悲鳴を愛さないで







娼婦の相手はつまらない

穢れのない仔羊を弄ぶ事こそが





「……私を満たしてくれるのよ」








一目見た時、綺麗な女性だと思った。
同じ女の私から見ても魅力的。
花薫る仕草、品性を感じる言葉に私は憧れた。

甘い毒だ、と思った。






「……んぅ…」






柔らかい唇の感触に、抵抗を忘れる。
絡み合う舌が私の脳を犯す。
控え目に鳴っていた水音は次第に増して、ぴちゃぴちゃと大胆な行為に変わる。
彼女はその綺麗な唇をだらしなくーー惜しげもなく開き、私の口にしゃぶりつく。
色欲ーー彼女は自らを"ラスト"と名乗った。






出会ったあの日。
彼女ーーラストに魅せられた時から、私は既に彼女のモノだったのだ。









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