脈絡ない会話文


2011.3.15


「うっそ!?西洋史62点って!全回出席したのに!」
「単位認定じゃん」
「祥晃は?」
「95点」
「出席ぎりぎりまで休んだのに!?」
「レポートの出来」
「ちゃんとやったよ!祥晃も見たでしょ!?」
「……奏、嫌われてるんじゃない?」
「え」
「西洋史のババァに」
「……」
「……」
「あの先生の授業今年もあるのに……」


こういうことが普通に起こるから大学って恐い。逆に認定されないだろうなぁと思ってた科目が単位認定されてることもざらである。



2010.11.24


「教師論とか吹っ飛べばいいのに」
「……あ、祥晃?」
「なに」
「ごめん。クエスチョンマークぐらい付けてくれる?」
「はっ」
「もう。なんでそんな機嫌悪いの?」
「教師論のレポートが手書き以外不可だから」
「え?」
「弾け飛んでしまえアナログ派」
「あー、祥晃はデジタル派だもんね」
「ワードでやったら一発なのに。あー、くそ。面倒」



2010.4.25


「……なんで大学生になってまで体育やってんだろう」
「教職課程だから」
「いやいやいや。それにしても和太鼓はおかしくない?」
「大して考えずに時間割組むからじゃん。シラバスにちゃんと書いてあったし」
「だって2、3限とか絶対やだ。体育、昼御飯、体育のサンドイッチなんか絶対おかしい。4限死ぬじゃん。屍じゃん」
「奏リズムずれてる」
「うそっ」



2010.4.20


「あ、」
「なに」
「牛乳ない」
「シチュー作るのに牛乳ないっておかしいでしょ」
「ルーだけでいけると思ってた」
「馬鹿じゃないの。早く買ってきて」
「この時間に!?」
「コンビニくらい開いてるよ」
「鬼ッ! っていうか今更だけど何で今シチュー作り? 夜中の2時だよ?」
「奏がシチューの材料持ってきたからじゃん」
「だって祥晃が寿司の出前頼んでたの知らなかったから。…じゃなくて、何でこの時間にこんなことしてんの?」
「急に食べたくなったから」
「きぃー! この気紛れ屋さん!」
「うるさいなぁ。近所迷惑だよ奏。ほら早く買ってきてよ」


牛乳なしで作ろうとしたのは実話
ルーだけでいけると思ってました……
余談ですが祥晃の冷蔵庫は空っぽです



2010.4.2


「お、あのプログラムが作動してる。初めてじゃね?」
「仕事しろ藤澤ァ!」
「してるよ。俺のプログラムが」
「お前はしてねぇじゃねぇか!」
「あははっ」


拍手お礼の【電子的邂逅】のときの藤澤



2010.2.21


「目玉焼きには塩胡椒だよね」
「ソースでしょ」
「ええ!?」
「塩胡椒なんて、変」
「祥晃の方が変だよ! ソースはおかしいって! ねえ先生?」
「お前らどっちもおかしい。日本人なら醤油だろ」


わたしは醤油派



2010.2.14


「この鰻さあ……」
「なに?」
「味しない」
「タレかける?」
「かけた。薄い」
「ちょ、祥晃! 店員さん睨んでるううう!」
「出汁の味しかしない」
「お願いだから黙って食べて!」


京都で食べたあるお店の鰻の味がすげえ薄かったんだ。
まずくはないし、美味しいんだけど薄いんだ。



2010.1.5


「先生この書類は?」
「後で燃やすよ」
「シュレッダーは?」
「あれは全て残るじゃないか」
「えー」
「ああ。でもそれも面白いかもしれないなあ」
「何が?」
「細切れになった紙の復元を試みる人間を観察することが。しかもその紙が全く重要でも何でもないとなお良い」
「性格悪ぅ…」
「ふふ。焼き芋でもしようか」
「いいですねえ」
「肥え賜え学生」
「喧嘩売ってんの?」



2009.12.27


「先生も祥晃も嫌いだー!」
「「いいよ、別に」」

「(報われないなぁ彼)」
「聞いていたかね七谷君」
「いひゃいいひゃい!返事する前に抓るってどういうこと!?」
「それを人は理不尽と言うのだよ」
「あんたのことなんですけど」



2009.12.20


「なんか食わせろ」
「後輩に集らないで下さいよ」
「金あるだろお前」
「古本屋は儲かりませんよ」
「副業の方だよ」
「ああ。そっちはまあまあですよ」
「よく言うぜ」





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