06





月曜日、泣きすぎで頭が痛くて起きれなかった
顔だって、ずっと泣いてたから真っ赤に腫れて、目も当てられない

こんな顔でひろちゃんに会うくらいなら死んだ方がましだとお母さんに泣きついた

ひろちゃんの前では真面目で完璧な「花ちゃん」でいたいのだ





でも、会いたい


やっぱり会えないなんて辛いし苦しい

ひろちゃんが帰ってくるんじゃないかなって時間を狙ってわたしはひろちゃんの家の前に立った


だけど、ひろちゃんはよく放課後に居残りして遊んでるから、まだ帰ってこないかも
そんなことさえかんがえられなかっただなんて
ついにわたしの頭は泣きすぎて馬鹿になってしまったようだ

いつの間にかわたしはうずくまっていた

悲しくて悲しくて、足に力が入らなかった


雪が降りそうだね



七つの子が冷たい風に乗って聞こえてくる


5時だったら、今学校を出たくらいかな…


わたしは顔を上げた




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