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ぼくは花ちゃんのことが好きだ


花ちゃんはぼくの幼馴染みで、優しくて、かわいくて、頭がよくて、とっても素敵な女の子の中の女の子だ



｢ひろちゃん、おはよう｣



花ちゃんはぼくのことを『ひろちゃん』、だなんて女の子みたいなかわいい呼び方をする
ぼくはそんなかわいい呼び方が少し苦手だ


だからぼくは

｢ねぇ花ちゃん。いつも言っているけど、ひろちゃんだなんて呼ばないで、ひろでいいんだよ？｣

と言うんだけど、花ちゃんは決まって

｢はなが勝手にひろちゃんのことをひろちゃんって呼ぶことに決めているのだから、ひろちゃんは気にしなくてもいいんだよ！｣

と、ぼくの大好きなかわいい笑顔で見事に受け流してしまう