ゾルディック家の五兄弟、アルカを除くイルミ、ミルキ、キルア、カルトはシルバによって広間に呼び出されていた。


「親父、なんだよ急に呼び出して」

その問いかけにシルバは柄になくニコリと微笑み横にいるキキョウとオホホホ、ハッハッハと笑い合う。


「やっとこの日が来たんだ」

「この日?」

「お前達の許嫁が来るぞ」

その発言に兄弟達はそれぞれの反応をした。イルミは無表情、ミルキは少し嬉しそう、キルアは怪訝そうに、カルトはポカンと。


「何それ、聞いてないよ俺」

「俺の若い頃の親友なんだ、あいつの娘が16歳になったらお互いの子供を結婚させようって誓ってな」


シルバは懐かしむような口調でしみじみと語る。その横でキキョウも素敵だわ!と喚く。


その時、執事がシルバに近付き「お見えになりました」と耳打ちした。



(わけもわからずに)


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