「おー!おー!すげぇ!別人じゃん!」

着替えた姿のロアにミルキは明らかに喜ぶ、それもそのはず今のロアの格好はフリフリのメイド服。しかもミニのため太ももは大胆に出され結ばれてた髪は下ろされたくるくるになり下着をつけてることによりさらに胸が大きく見える。


「お前は何で女物の下着もってるんだよ…こぇーな」

「うっせ!マネキン用なんだよ!なぁ写真とっていいか?それプリティーハニーちゃんのメイド服なんだ」

「…好きにしろよ」


どっと疲れが出たのかロアはもう反論する気力がなかった。ミルキは嬉々と写真を撮っていく。


「お前喋らなきゃ完璧なんだけどな」

「どういう意味だ、殺すぞって、っくっしゅん!」

「うわ!きたねぇ!」

「ずっと濡れた格好でいたから冷えちまった」

「勘弁してくれ宝物にかけるなよ、ほら今紅茶淹れてやるよ」

「お!サンキューな」


カチャカチャとコップを並べながらミルキは一つの小瓶を手にして不気味な笑みを浮かべる。

「(結構前に開発した薬、まさかここで使う出番が来るとは…)」

ポトンと一滴、紅茶に垂らす。

「(家の奴らも毒は効かないしたぶんロアも効かない、でもこれはそんな奴にも効くようにうまい具合俺が調合した眠り薬…目が覚めても暫く痺れが残って動けない…)」

「ミルキ?どうかしたか?」

「な、なんでもねぇよ!!砂糖は入れるか?」

「あー、俺4つかな」

「甘党だな、ほら」

「お!さんきゅ」


ロアは何も怪しむことなくその桃色の唇をティーカップにつけた。


「(ぐふふ、超即効で効くから…あと少しで)」

「たくっ…イルミの奴これで少し…は…」

ーーガチャンッ

カップが割ると共にロアが床に寝転がる、チャンスとばかりにミルキはちょっと近寄って。


「お、おい、ロア?」

「……」

「寝てる…な?」

ちょんちょんと頬をつついても何の反応を示さないロアにミルキの興奮度は高まる。


「起きても痺れて動けないだろうけど、記憶残ってたら後が怖いし…寝てるうちに好きなことしちゃおう」


そろーっとメイド服のスカートを持ち上げる、ちゃんと自分が指定したレースのパンティー。


「っくーー!やっぱ生身はいいなぁ…」

次は、勿論とそのたわわに実った二つの大きな丘にそっと手を伸ばす。


「柔らかいんだろうな、きっと。マシュマロと同じぐらい」


ムニュンと手が触れあまりの柔らかさにミルキは驚き一旦手を離す。


「女の子ってすげぇ…」

慣れてきたのか遠慮がちだが両手で鷲掴みにして何度も揉みしだく。

「っ〜〜生きててよかった…!じゃあ…次は…」


ゴクリと喉がなる、そーっと服をめくり上げ


「ひょーー!すげぇ!谷間だ!」

「やっぱり下着あったほうが壮観だね」

「それに服の上であんなに柔らかいなら生ならどんだけ柔らかいのか楽しみだぜ!」

「へぇ、触ったんだ服の上から」

「あぁちょっとだけ…って、あれ?俺誰と」

「ミルキ?」


ミルキは後ろから放たれる真っ黒なオーラに振り向けなかった、興奮で出てた汗が一気に冷や汗にかわる。


「い、イル…兄……?」

「お前、ロアに触ったな?」

「…ぅ…あ、…ごめ、ごめんよ、あ…」

サクリと針が刺され地獄のような痛みがミルキを襲う、痛みにより転げ回るミルキを冷たい目で一瞥し、寝てるロアを抱き上げるとミチィッとミルキの顔を踏みつける。


「今日のとこは明日の拷問と親父に報告で許してあげるよ、あとその薬の没収ね、次ロアに手出したら弟でも殺すよ」


「…は、はぃ…い!」


イルミは棚を蹴飛ばしてフィギュアを破壊すると、颯爽とミルキの部屋からロアを連れて出た。




地獄なんて甘い


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