「ジョージ、フレッドなんで来てくれたの?」
「アンジェリーナ達から最近姫君の回りに虫がいて困っていると聞いてね」
「姫君を守るのが騎士の役目じゃないか」
「「でも出来れば一番に俺達に相談して欲しかったな」」
二人は拗ねたようにムスッとした。
その様子が可愛くて、つい笑ってしまった。
「迷惑かけたくなかったのよ」
「リジーの相談が迷惑なもんか」
「むしろもっと頼ってくれ」
本当、この二人はなんでこんなに優しいのだろう。
お父様がウィーズリー家にたくさん失礼な事をしてるはずなのに
マルフォイ家の私にこんなに優しくしてくれる。
じんわりと凍りついた心が溶け出し、瞳から溢れた。
「ちょ、リジー!?」
「な、泣くことないだろ」
オロオロと慌てる二人に私は抱き付いた。
「ジョージ、フレッド、大好きよ」
私の存在理由
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