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  ―数時間後―

「ん………!!」

「ぁ、フェル、起きたか」


フェリチータが起きたときにはもうノヴァは起きていた。

けど、ノヴァはまだ微熱があると思い、フェリチータは申し訳ないと思っている。


「ノヴァ…なんか、ごめん…」

「?何故フェルが謝る?
 …むしろ謝るのは僕のほうだ…」

「?」

「…フェルに、迷惑をかけた…」


フェリチータはその言葉でノヴァがなにを言いたいのかわかった。

迷惑をかけたせいで自分の仕事が満足に出来ていないか、と。


「ノヴァ、ノヴァが謝る必要は無いよ?」

「ッ!!でも…!!」

「私は自分で決めた事をやっているだけだから」

「…フェル…」


   バンッ!!

「「ッ!!!?」」

「お嬢!!仕事休んだって聞いたからなんかあっ……た…」

「リベルタ?」

「………」

「えっと…どちら様、?」


剣の人達に聞いたのか、仕事を終えて館に戻ってきたリベルタが来る。

だが、リベルタからみれば、フェリチータと見知らぬ人が話していたように見える。

フェリチータは慌てて訳を話そうとするが、言葉が見つからないのかわたわたしていた。

すると、ノヴァが自分から挨拶をする。


「…ノヴァだ。」

「へ?」

「ぁ、この子の名前。
 ノヴァって言うの」

「…“この子”?」

「?うん」

「フェル……まぁいい」

「あ、俺は―…「リベルタ、だろ?」

「へ?なんで俺の名前…」

「この僕がファミリーの人の名前を―…「ノヴァ!!」

「!!……いや、さっきフェリチータが言ってたからな…」

「??そうか」

「あぁ」

「あ、お嬢。昼飯はルカが持ってくるってさ」
「わかった、ありがとう」

「おう!!んじゃな!」


そう言ってリベルタは部屋を出て行った。

すると、入れ違いでスミレが来た。

ノヴァの様子を見に来たのだろう。


「!!」

「ノヴァ、元気になったのね。よかったわ」

「っ…ご心配をお掛けしました…」

「別にいいのよ? 二人とも、ルカからリモーネパイを預かってきたわ。
 『昼食はもう少し時間がかかりそうなのでこれを食べていてください』ですって」

「「はい(うん)」」

「それじゃ、私は部屋に戻るわね」

「あの、マンマ」

「どうしたの?」

「えっと……ありがとう、ございます…」

「フフッ、気にしないでいいのよ」


そう言ってスミレは自分の部屋に戻っていった。

机の上には先ほどのりモーネパイがある。

2人はそのリモーネパイを食べた。









―#02 END―









アトガキ
今度は意味不なことに…wwwww

まぁいっかw←

でもめっさ亀更新w

まぁこれからも頑張らないとwww

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