nostalgia


Update

2016/05/31 original ss+1

【ロボットだなんてとんでもない!】

「だけど、貴方は別に『どうでもいい人』じゃない。自分と家族と親族の次くらいに、大事な人」

「……そこで『一番』って来ない辺り、中々どうして現実的だよね」


   ――本文より抜き出し


original ssに一作追加しました!
こちらの作品は元々即興小説トレーニングさんで書かせて頂いたもので、今回はそれに少々の加筆を致しました。

そろそろ何か更新しなければ!しかし書く時間がない!!と焦った結果の苦肉の策でした……が、やはり書き下ろしたいものですねえ。今度の更新こそは何か一本書き下ろしを載せたいと思います……。

マイペースを貫く女の子は可愛いです。

2016/04/27 original ss+1

【適熱度純愛】

 だけど日向の存在がない毎日は味気ない。同じ空間にいることが当たり前の関係は男女間であれば恋人というのが一番自然だった。彼を恋人と呼ぶのに抵抗はなかった。日向とのキスに不快感はなかった。幸いにも、日向も全く同じ感情をあたしに対して向けていた。


  ――本文より抜き出し


オリジナルss、更新しました!
以前に書いた【適熱度恋愛】の続きのようなそうでもないようなお話。自分たちが恋と呼びたきゃ既にそれは恋である。

久々に「ss」と呼んでもおかしくない文字数の作品を書いた気がします。

2016/04/16 たられば+1

【ハッピー・バースデイ】

 ぱくり、苺を一口で頬張った咲良の頬はまるでリスみたいにぱんぱんに張り詰めている。松葉は思わず噴き出した。フォークでケーキを切り崩しながら、「咲良」と姉の名前を呼ぶ。ん? と彼女は視線で問い返した。

「改めて、誕生日おめでとう」

 それを聞いて、咲良の表情が嬉しそうに綻ぶ。一生懸命苺を飲み込むと、跳ねた声で咲良も言った。

「松葉こそ、ハッピーバースデイ!」


  ――本文より抜き出し。


というわけで、香野双子、お誕生日おめでとう! 今回のssはDDD延長軸の大学生設定で幸せな誕生日をお祝いします。(しかしながら企画は既に抜けておりますので一応イフジャンルに分けました)

書いていて幸せそうな二人に涙が出そうになったのは秘密です。

2016/03/24 original ss+1

【「月が醜いですね」】

 けれど私は、隣の彼が本当はそこまでこの夜を嫌っていないことを知っていた。彼の視線はいつも私に向けられている。一見するとそれは冷えた空気を持っているようだが、しかしその真意を悟れる程度に私は聡かった。

  ――本文より抜き出し


original ssに一作追加しました!
今回のお話は、元々書き出し.meさんで書かせて頂いたものにほんの少しだけ加筆したものとなります。

実はすっかり書いたことさえ忘れていたものでしたが、読み直したところ「あれこれ割と可愛いのでは?」となりまして、こちらにも載せようと思いました次第です。

どうやらわたしは煙草を吸う描写を書くのが好きらしい。

2016/02/13 original ss+1


【幸せはこれから築く二人の未来】

 でもまずは来週の顔合わせを頑張らないとなあ、と声には出さずに呟く。するとその内容を察したように、由香里は「胃薬忘れないように持ってくるね」と歯を見せて眩しいほどの笑顔を見せたのだった。

  ――本文より抜き出し


original ssに一作追加しました!前回更新した【幸せは二つ並んだ湯呑の日常】の続き……というわけでもないですが、関連するお話です。熟年夫婦の息子と婚約者のお話。

勿論このss単体でも充分に読める作品となっております!

2016/01/31 original ss+1

【幸せは二つ並んだ湯呑の日常】


「でも二人でお話ししてから、一気に印象が変わったんですよ。貴方が不器用ながら一生懸命話をしてくれていたのはよく判りましたしね。嗚呼、この人のお嫁さんになったらきっと幸せになれるわって、初めて会ったその日に思いましたよ。だから私、あのとき既に、貴方に嫁ぐことを決めていました」


  ――本文より抜き出し


ssに一作追加しました!
お互いの存在がしっくりと隣に馴染む熟年夫婦って可愛いよね、というわたしの趣味を存分に詰め込んだssです。

そしてこの作品が何と今年初のサイト更新となりました。何という。一月内に更新出来て本当に良かったです……。皆さん明けましておめでとうございました!

今年もnostalgiaをどうかよろしくお願いします。

2015/12/31 original ss+1

【大晦日】

 生ハムと白ワインの瓶を見つめながら小さく頷く。――自分で言った記憶もない些細な呟きを気に留めてくれていたのは、素直に嬉しかった。それに一人で過ごす年越しも悪くはないが、小暮と二人で過ごす年越しのほうがきっと楽しい。

 素直にその思いを言葉にすると、小暮は大学時代と変わらない顔で、にししっと歯を剥き出した。


「女友達と二人で過ごす年越しってのも中々乙なモンだよねぇ」

  ――本文より抜き出し


original ssに一作追加しました!2015年最後の更新となります。
今年は大学受験やら何やら色々と大変な年だったなあと振り返って思います。たくさんの方々にお世話になった年でした。

お世話になった皆様、このHPに来てくださる皆様方に心から感謝をこめて。今年もありがとうございました。来年もよろしくお願いします!

2015/09/12 たられば+1

【君の吐く毒】

「…………まあ、直接煙草を吸うよりも、傍で副流煙を吸い込んだほうが身体にとっては害悪と聞くけれどね」


 ぴくり、と松葉の肩が小さく跳ねる。わたしはそれに気付かなかった振りをして、続きの言葉を飄々と紡いだ。


「副流煙で肺を汚して、汚れた空気が血液に溶けて体内に循環し、身体を壊して結果的に死亡……っていう最期も、まあ、それなりに悪くはないかなあ。松葉が吐くそれなら尚更喜ばしいね。間接的にではあれど、愛しい弟に殺されるって、中々なハッピーエンドだと思わない?」

「思うか、馬鹿」


 吐き捨てて、松葉は吸っていた煙草を灰皿で揉み消した。


  ――本文より抜き出し。



たらればにssを一つ追加しました。DDD設定の成長香野双子のお話です。

久々にここの二人を書けて楽しかった……!しかし松葉の喫煙シーンをひたすら書きたかったのに目立ったのは咲良のほうでぐぬぬ。やはり松葉目線の一人称にするべきだったか……。

ですがそこそこ仲の良い双子を書けて嬉しかったです!文章書いたこと自体が久々で酷い文ですが!

また自創作のほうもちまちま書いていきたいですね。では、水島でした。

2015/07/23 長編+1 【君が笑って 過ごせますように】

お久し振りです、管理人の水島です。

今回は準備中としていた長編置き場に一つタイトルをぶち込みました。
【君が笑って 過ごせますように】という作品となります。

これは野いちご様で以前書かせて頂いていた作品なのですが、わけあって引っ込ませておりました。今回はそれのリメイク版です。

ただこちらはとりあえず表紙を置きに来ただけですので、正直いつ更新し始めるかは判りません。気まぐれにぽいっとプロローグだけを投げるかもしれませんが、たぶん本格的に更新を始めるのはもっとずっと後になるかと思います。

では、とりあえずのお知らせでした。

2015/07/14 Original+1

【アメジストの骸】

――わたしはね、死んだら紫水晶と成るのよ。どこまでも透き通る、あの美しい宝石に。

 微笑みを交え、囁いた彼女の言葉を思い出す。空気は肺を刺すように冷たくて、ぱちぱちと爆ぜる焚き火に手を翳して暖を取ったあの夜。
 嗚呼そうだ、あの日は美しいまでに恐ろしい星月夜だった。

――だからわたし、死ぬことは恐くないの。ううん、少し楽しみなくらい。

 そして彼女の言う宝石によく似た紫色の眸が俺を捉えて細まった。

――ねえ、だからわたしが宝石に成るその日まで、どうかずっと、傍に置いて頂戴ね。


 ――本分より抜き出し



お久し振りの更新となりました、管理人です。
まだ受験戦争は終わりを告げてはいませんが、とりあえずの息抜きということでssを更新致しました。

こちらはツイッターでお題を募集したssとなります。紫月瑠維様より頂きましたお題は『アメジスト』。

……何だかとても血腥い内容となってしまいました。たぶん紫月さんが欲しかったのはこんな話じゃない。たぶんというか絶対そうだ。

お題を頂いた紫月さんに心からのお礼と謝罪を捧げます。本当にありがとうございました。


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