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くはい




*暗いです






苦しいです苦しいです。
おもいすぎて苦しいです。

深夜2時の暑苦しい夜に、BGM代わりにテレビをつけて、なんと言う訳でもないけどケータイをいじる。
寝返りでぎしっと軋んだベッドに貴方がいればいいのに。
そんなこと考えてたら朝になった。
べたべたになった手を握って、まだしんとしている階段を降りた。

こんな夜中に真夜中に、楽しげに笑う顔を思い出してしまって眠れなくなる。
貴方を笑顔にさせている原因をつい蹴飛ばしたくなる。
貴方を笑わせるのはできれば俺であってほしいけど、あの人だけはダメです。
そんなことを考えてたら朝になった。
少し早いけど階段を降りた。

心臓は鳴りやまない煩いくらい響く。
耳を塞ぐ暇があったら手を動かせと、頭の奥底叩きつける。

ねぇ苦しいです苦しいのです。
想いすぎて重いのです。
ほら貴方がこっちを見てくれるだけでこんなにも軽くなる。
ねぇねぇ、なら、ねぇ、ずっとこっちを見ていて下さいよ。

そしたらこんなに苦しくなくなりました。

でもどうしてでしょう。

「見られとるだけじゃ、まだ苦しいんすわ」

なのに、貴方はもういないのです。







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大好きなボカロPが誕生日にうpした曲を聴いていたら書きたくなって書いてしまった感じ。
別に財ユウでなくてもいいし、どうせなら創作のほうにあげたほうがよかったかもしれないことは私が一番良く分かっています。








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