ピ ポポ プープー ぺポン 「待って。違う、舞姫先輩。そこ」 「なに」 「そこ、リズム違いますよ。ペポンはもう一拍置いてからです」 「えー?」 流行りの音ゲーとやらをしに、監査部陣とゲームセンターに遊びにきた舞姫。 画面の表示に合わせてボタンを押して音を鳴らすゲームだが、何ぶん初めてということもあり、二人一組で一台のゲーム機についてあるボタンを二人で分担して鳴らすことにした舞姫。 とりあえず、なかなかペアが決まらないというので、じゃんけんで決めることにしたのだが、結局決まったのはエド&舞姫ペア。 だが、どうも舞姫は音楽関係のものが苦手なのか、エドが確実にボタンを押しているというのに、舞姫が肝心なところで失敗してゲーム―オーバーとなる。 最初のうちはエドもそれには目をつぶっていたものの、それらが何度も繰り返されるとさすがのエドも眉間にしわを寄せて盛大に溜息をつき始めた。 「もう一度やりますよ」 「うん」 ………ペポン GAME OVER 「先輩。わざとですか?」 「ち、ちがうよぉ…」 「絶対わざとですよね?」 「ちがうもん。舞姫、ちゃんとやってる」 「一拍置いてからって言ってるのに、なんで出来ないんですか」 「え、エドくん…酷いよぉ」 「あー、エドが泣かしたー。ひでー」 「ヨハン先輩。何言ってるんですか、僕は本当のことを」 エドに何度も指摘されて泣きだした舞姫を見てヨハンが野次を飛ばす。 「あーあ。覇王様がこねーといいなー」 「覇王って、十代先輩のことですか?」 「そうそう。あいつ舞姫の泣き声とかに敏感だからさ。いや、漢字は鳴き声の方?」 「鳴き声って…ペットですか、舞姫先輩は…」 「なぁ、舞姫の泣き声が聞こえたんだけど。誰か泣かせたか?」 「げ。本当に来た!!?」 2月10日リズム ちゃんとエド書いたの初めてかな。二人のやってたのはポップン的な音ゲー。 |