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『今年もお誕生日おめでとう!去年に引き続きお祝い出来て嬉しいです!
アニメ2期の決定もおめでとう!楽しみに待ってますよー!
また来年もお祝いしたいな
今年もいい年になりますように☆彡

美雨』
『お誕生日おめでとうございます!!そしてアニメ2期も!!またみんなに会えるのが楽しみです〜!』

「そうそう、二期だよ二期!やっとだね〜!」
「ぶっちゃけ遅いぐらいだよな〜。流行って廃れんの早いんだから、二期やる頃にはもう俺らあんまり興味持たれてねぇんじゃね?」
「心配することはないさぁおそ松!ノー、プロブレムッ!世界中のカラ松ガールズが待ち望んだ二期!成功する気しかしない…だろ?」
「不安だわ〜」
「おそまぁつ?」
「ああ…どうせ何食わぬ顔して戻ってくるよ、流行に乗りたいだけのミーハー共がね…」
「何でそんなひねくれた見方しか出来ないんだよお前は!要は今離れてるファンの子が戻ってきてくれるかもってことだろ」
「今のオフシーズンでどれだけ来期への準備を徹底出来るか、摂るべき栄養量と筋力維持、もちろんモチベーションも下がらないようにルーティーンをこなしていくこと…それが課題だね」
「………うん、ちょっと真面目に聞いちゃったけど十四松は何を目指してんの?」
「ホームラン王!!からのぉー…三冠王!!」
「うんそうだったねさっきも聞いたね」
「例え人気が下がってたとしても、その時いるファンの子を大切にすればいいんだよっ!数じゃなくて、美雨ちゃん達みたいな応援してくれる子の気持ちが一番大事!でしょ?」
「いいこと言うな、トッティ…!」
「あざとっ…お前のそのテンション二期でも健在なの?」
「しんどいわー、もういいわそのノリ」
「でも癒されるって!ほら!」

『お誕生日おめでとう!
六つ子ちゃん大好きです。
六人が楽しそうに話しているだけで癒されます。』

「ほらぁ!僕が話してるだけで癒されるって子もいるんだからね!」
「いやお前がとは言ってないから。にしても僕らの会話って癒しになる?自分じゃよく分かんないけど」
「何てこった…俺には癒しのパワーまで備わっていたのか…っ!」
「癒されるねぇ…あ、俺たちの日常会話を録音して売り出したらけっこうな金になんじゃないの?」
「ゲスいこと考えつくのだけは天才的だよなお前って」
「てかそれなら既にいくつか出てるでしょ…」
「え?」
「え?」
「え?」
「え?」
「え?」
「何でこれは知らねぇんだよ!!何!?また俺だけ何か違う感じなの!?俺だけ次元違うの!?」
「ごめんごめんじょーだんじょーだん。ほらお前にこんなん来てる」

『6つ子ちゃん、お誕生日おめでとうございます!
イカやって!イカー!』

「あー、あれね…」
「え、やるの?ちょっと待ってそんないきなり心の準備がまだ出来てな」
「イカ」
「あーっははははは待ってねえほんと、ぶはっあはははははは!ひーもうやめて!」
「……」
「はぁ…あー…お腹痛」
「イカ」
「だっ、はははははははあああもう無理、もう無理っあは、あははははははは、はぁ、は、反則だからその動きやめあはははは」
「……」
「満足気な顔しちゃって…またイカブームが来たみたいだけど、いつまでも長続きするわけないんだからそんなに量産すんなよ」
「だって…喜んでくれてる…」
「ねーもっかい!もう一回やってぇ!」
「イカ」
「間髪入れずに来たぁぁぁはぁぁぁあは、だははははは!え待ってそんなアレンジ有りなのあは、天才!天才かよあはははははは」
「普段求められることが少ないからこんなところで喜び見出だしちゃって…」
「一松が決めたことなら俺たちは見守るしかないよな」
「にーさん…」
「フッ、一松?そんなことをしなくても、俺はいつでもお前を必要とし一松!?な、何だこれ!?お前体どうなっ、あっ地味に痛い!いたたたた!」
「ぶっはははははは!やばい!どういう動きそれ!?それでダメージ与えられるの!?ひっ、もうだめマジでお腹痛いっ…ひひひひひカラ松兄さん巻き込んで更に動きやばいよそれ!やめてー!死んじゃう!笑い死にするぅ!」
「ねえもういい加減近所迷惑だからね!?」
「あ、十四松これ読んだげて」
「はーい」

『みんなお誕生日おめでとう!
今年もおめでとうが言えて嬉しいです
一松くん、好きです』

「…!」
「おお…動きが止まった…」
「ええーもうイカ終わり?」
「一松にーさん宛のまだあるよ!」

『六つ子の皆をお祝いしつつ、やっぱり一番大好きな一松くんにメッセージを。

お誕生日おめでとうございます。ゆっくり自分のペースで、小さいものも大きいものも、一松くんなりの幸せを探していってください。
一松くんのこれからに幸あれ!』
『むつごくんたち、お誕生日おめでとう!
生まれてきてくれてありがとう。
体に気をつけてすごしてね。君たちにしあわせなことがたくさん起こりますように。

追伸・ところで一松くんの恋人になりたいんですけど、どうすればいいですか?』
『いっちーハピバ!
一松ガールな私が全力でお祝いするよー(≧∇≦)』

「………」
「完全に沈黙した…」
「イカの名残もない」
「闇も消えている…」
「何なのこの怒涛の一松ハーレム?探せど探せどこんなんばっかでお兄ちゃん心折れそう…ねえ言っとくけどアニメのタイトル『おそ松さん』だからね!?俺だからね主役!」
「おそ松にーさん、主役よりサブキャラクターの方が人気あるのはわりとセオリーだから」
「十四松までそんなこと言う!?あーもうやる気なくしちゃった!俺がいなきゃこのアニメ自体成立してないのに!二期とかもうやる気なーい!」
「めんどくさいな…さっきちゃんとおそ松兄さん宛のあっただろ」
「だってあれ六つ子の中の一人って扱いだったもん!俺だけにってわけじゃなかったもん!」
「おそ松くん、元気を出して」
「はっ、あなたは、野口英世…!」
「私がついてるわ!私がいれば何でもできる!あなたの好きなパチンコも、競馬も、私がいれば無敵よ!」
「英世…!俺の味方はもう、お前だけしかいないっ…!」
「おそ松くん!」
「十四松、『ひでよ』って女の名前じゃないからな?」
「え、そうなの?」
「くっだらないやり取りは置いといてさ、一松兄さんの恋人の条件って何なの?」
「え……いや、考えたことないけど……や、優しくて、猫好きかとか?」
「真面目かよ!そんな真面目回答望んでねーよこっちは!」
「えっ、えっ、ご、ごめん…」
「トッティもなかなか荒んできているな…そんな淀んだエアーをチェンジするべく立ち上がる俺!ネクストメッセージ!カモンッ」






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