これぞ、両手に華…?


(土方自室にて。)

ガラリ


「ん?ああ、斎藤か。早いな」


「ふ、副長!おはようござ…っああ、今日も素敵です!」


「せめて挨拶はきちんと言えや。」


「す、すみません。あまりにも副長が美味しそ…ではなくて、麗しかったので。」


「今何て言いかけたっ!?恐ろしい何かを言いかけなかったかっ!?」


「で、ではっ本日の任がありますので、これで。(ぺこり)」


「………。」


「土方さんたらモテモテですねー、あははー」


「総司てめぇ、いつの間に…っ!」


「これぞ、両手に華、ですね。」


「……は?両手?」


「…あーあ、やだね。これだからモテ男は。くたばれば良いのに(にっこり)」


「どさくさに紛れて良い度胸じゃねぇか、あん?(胸ぐら掴み)」


「わ、ちょっ…!本気にしないで下さいよー。…!?(ゾクッ)」


「ああ゙?いい加減にしやが…れ?」


ドドドドドドッ!


「な、何の音だ?」


「さ、さあ…?」


バン!!


「『(総司/沖田さん)!副長になんたる暴挙っ!』」
(斎藤、廊下から
山崎、土方の部屋の天井裏から登場)

「………、何してんだ、山崎」


「はっ、監察方山崎!副長をお守りするため、三日三晩張り込んで居りました!(天井裏から降りて敬礼)」


「余計な事してんじゃねぇえええ!!」


「、上司想いの…良い部下じゃないですか…ぷ、」


「てめぇも肩震えるまで笑ってんじゃねぇっ!!」


「…副長、御髪を振るわれてる姿も絵になります!」


「まじで出てけお前ら」



これぞ、
両手に華…?

(ぷ…、良かったですね、土方さん(肩ポン))
(!総司!!気安く副長に触れるな!!)
(そうですよ!触れるな、害虫!!)
(おめぇらが一番害虫だ。)

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