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名前、初めて会った時は低脳でゴミでカスで救えない能無し女と思っていたけど、いつの間にか僕の隣にいるのが、当たり前になっていたんだね。何かある時には必ずそばに居てくれてありがとう。僕は意外と君の馬鹿みたいなそのくしゃくしゃの笑顔が好きだった。もうあの笑顔も見れないとなると少しばかり淋しさが込み上げて僕を支配するんだ。僕、前に言ったよね。絶対危ないことはするなって。前もって警告してあげてるのになんで言うことを聞かないの?だからそうやって僕より先に死ぬんじゃないか。馬鹿だな。僕の言う通りに生きていれば死ぬことはなかっただろうに。本当に馬鹿だよ。けどね、名前が居なくなって淋しいとは言ったけど心のどこかで低脳な名前が居なくなって清々してるんだ。僕がそっちに行ってもどうか名前と出会わないことを祈るよ。もし会ったとしても、話しかけてこないで。

『いやいや、死んでないから。普通にリドルの隣にいるんですけど。ただ友人の爆発に巻き込まれただけだから。大丈夫だから。』

永遠にさようなら、名前。
安らかに眠れることを祈るよ。

『おーい、リドル?そんなに私に死んで欲しいの?ねぇ、リドルさーん。』

仮想死を弔う

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