未知なる魔物
朝から振り返って、本当に色々あった一日だった。
だからやっぱり疲れは溜まっていたみたいで、あたしはクラウドとの別れ際にドキドキとしながらもいつの間にかベットに入って意識を手放していた。
よく言う、気絶するように眠るって感じ。
だから、朝まで一度も目が覚めることも無くて。
というか…。
「ナマエ!!ナマエ起きて!!ナマエ!!」
「っほわあ!?」
ドンドンドン!!
強く叩かれる扉の音とティファの焦ったような声。
突然響いたその音に、あたしはガバッと飛び起きた。
え、なに!なにごと!?
窓から差し込む光に朝なのは察した。
扉からは相変わらずのノックとティファの声が響いてる。
何が何だかわからないけど、ただ事じゃなさそうな雰囲気は伝わってきた。
だからあたしは急いでベットから飛び降り、扉を開けた。
「ティファ?どうしたの?」
「ナマエ…!早く来て!見て!」
「えっ?あ、ちょ!」
ティファはあたしの顔を見るなり、手を掴んでぐいっと外に引っ張り出した。
え、なに!本当どうした!?
でもそうして街の景色を見たその瞬間、ティファが焦っていた理由を理解した。
「えっ…」
思わず零れた声。
そこにあったのは、得体の知れない何かが大量に街を飛び回っている光景だった。
なに、これ…幽霊…?
形容するのならそんな感じ。
灰色の色味で、まるで布でも被っているような姿。
でも顔や手足は無い。
そんなものが、いつもの街の景色の中を飛び交っている。
「ナマエ」
「あ、クラウド…」
その時、アパートの前に立っていたクラウドがこちらに振り返って、あたしも彼の存在に気が付いた。
あたしは一先ず戦える準備だけ整え、ラフな格好のままティファとクラウドの元へ駆け寄った。
そこでティファが今の時点でわかることを教えてくれた。
「作戦に出ようとしたらあれがたくさん押し寄せてきて!」
「状況は?」
「バレットとジェシーが戦ってる。でも、いつまでもつか…」
「合流しよう」
まずは、お店にいるバレット達との合流。
それを提案したクラウドに、あたしとティファは頷いた。
だけどその瞬間、あたしたちの周りにわっとその得体の知れない何かが押し寄せてきた。
襲ってくる…!?
「いけるな」
クラウドは短く聞いてきた。
だからあたしは剣を、ティファは拳を構えて彼に答えた。
「うん!」
「もちろん!」
とにかく早くセブンスヘブンへ。
そう決めたあたしたちは道を開くべく奴らに向かっていった。
「ナマエ、あんたこいつらを見た事があるか?」
「えっ、いや全然!なにこいつら、クラウドは知ってるの?」
「いや…でも、前にも見た事があるんだ」
戦いながら、クラウドにこいつらに心当たりがあるかを聞かれた。
でもあたしには心当たりなんて全く無かった。
ていうか初めて見たし。
クラウドは前にも見た事があるようだ。
なんでも、ずっと気になっていたらしく、あたしにも聞こうと思ってたんだとか。
色々あって聞きそびれてたらしいけど。
「接触すると見えるようになる。それ以上のことはわからない」
クラウドも知っている事はそれだけだという。
あまりに未知過ぎる存在。
だから戦い方も手探りでやっていくしかなくて。
でも幸い、剣も魔法も効いた。
「はあっ…!もう!こちとら寝起きなんだっつの!」
次から次へとわんさか湧いて来るけど、ひとまず粗方は片付けることが出来た。
あー!寝起きにいい運動だよ!まったくもう!
あたしがそう愚痴を零す一方。
ティファはクラウドも知らなかったその存在に顔を曇らせていた。
「ソルジャーでも知らないんだ…」
「倒せることはわかった」
クラウドは背に剣を収めてそう言う。
確かに、攻撃は効いたからどうにかすることは出来た。
でも、まだまだ溢れるほど奴らは空を飛び回っている。
というか量的に全部倒すのはどう考えても無理だ。
こうしてる間にもバレットたちは戦っているはず。
だからあたしたちは開けた道を走り、急いでお店へと向かった。
けどその道中、また道を塞ぐように奴らが現れた。
「うっわ!また出た!!」
「また!?急いでるのに…」
「他の道は?」
「うん、こっち!」
ティファは先導するように別の道を走り出す。
あたしとクラウドもティファを追い駆けた。
だけど道を変えてもまた奴らはあたしたちの前に立ちふさがった。
「ここもか」
「あーもう!次から次から鬱陶しいな!!」
「もしかして、私たちの邪魔してる?」
行く先々に現れるから、ティファはそう顔をしかめる。
こいつらには意志があって、わざわざあたしたちの道を塞いでる?
そんな馬鹿な…と思いつつ、でも実際塞がれてるのを見るとそうなのかもって気もしてくる。
でもそうだとしたら、一体何のために?
とにかく戦うよりお店に向かう事が先決だから、ティファはまた道を変えて走り出した。
でも、何度道を変えても、奴らはあたしたちの進む先に現れる。
本当に、あたしたちをお店に向かわせない様にしてるみたいに。
「まるで洪水だね…!」
ティファがそう比喩したように、奴らは幾束にもなってあたしたちの向かいからどんどんと流れてきた。
身体を押し出そうとするようにグンッという圧力が掛かってくる。
ちょっと気を抜いたら一気に足を戻されちゃいそうだ。
「流されるなよ」
「うん、ついてく」
「うー…頑張るー…」
流れに逆らうように先頭を歩き出したクラウド。
ティファとあたしはその声に頷き、なんとか耐えながらクラウドの背中を追いかけた。
この道を抜ければ、セブンスヘブンの前に出られる。
重さのかかる足を引きずりながら少しずつ進んで行けば、バレットとジェシーの声が聞こえてきた。
あともう少し!
そうして道を抜ければ銃で応戦するふたりの姿が見えた。
「ジェシー!バレット!」
「遅えぞ!」
「ひっきり無しに来る!もう限界!」
「今行く!」
ティファが声を掛ければふたりの切羽詰まった様子が伝わってきた。
その様子に一歩早く駆け出したティファ。
あたしとクラウドもそれに続くようにふたりのもとに向かう。
だけどまた、それすら邪魔するように奴らは現れた。
「あっ!うっ…!」
「「ティファ!!」」
奴らは前を走っていたティファに襲い掛かった。
ハッとしたのもつかの間、奴らはぐるぐると渦を成し、その中へとティファの事を引きずり込んでしまう。
あたしとクラウドは慌てて手を伸ばしたけど届かなくて、ティファと分断されてしまった。
「クラウド!ナマエ!」
「すぐ行く。ナマエ、やれるな」
「当然!」
袋叩きという程ではないけれど、奴らはティファを渦から出さない様に周りをグルグルと覆い囲っていた。
ああも引っ切り無しに来られればティファは中でガードすることしか出来ない。
あたしとクラウドはまずティファを助けるべくその渦に向かった。
「どけ!」
「ああもう!ほんっと邪魔!!」
「ぐっ…」
「クラウド!」
本当に何体もいるから手に負うにも限界が出て来る。
クラウドが一体を仕留めると、その隙に別の一体がやってきてクラウドの体にまとわりついた。
あたしはクラウドにまとわりついた個体に向かって一気に剣を振り下ろし、クラウドの拘束を解く。
よし、今のは良い感じ!
「助かる」
「おまかせあれっ!」
クラウドはお礼をくれて、あたしはニコッと笑う。
でもそうしてる間にまた背後からこっちに向かってくる気配は感じていて。
すると今度はあたしの背を目掛けてきた個体をクラウドが斬ってくれた。
「ありがと、クラウド!」
「お互い様だ」
そうして再びティファの元へ。
ティファを救出するにはティファがガードを解けるだけの隙を作ってあげればいい。
だからあたしとクラウドはティファを取り巻く渦の流れを断ち切る様に剣を刺した。
ティファだって強い。
流れが乱れれば、ティファはその隙をしっかり見抜いてひとつの個体を蹴り飛ばし渦の外にへと出た。
その後は、三人でとにかく蹴散らすように戦った。
「ジェシー大丈夫か?」
「なんとか」
バレットとジェシーも同じように銃で応戦を続けていた。
だけどその時ジェシーの手元を狙われ、彼女の手から銃が弾き飛ばされてしまった。
「あっ、やば!…っ!!」
そしてそのまま丸腰になったジェシーに体当たりしてくる個体。
お店の入り口の前で戦っていた彼女は満足な受け身も取れず、そのまま階段を転がり落ちてしまう。
「ジェシー!!」
「ジェシー…っ!」
「ちくしょう!!」
あたしとティファはジェシーの名を叫び、傍で戦っていたバレットはギリッと歯を食いしばった。
そして階段から落ちた痛みに動けずにいるジェシーの元へ一気に奴らが群がっていく。
「きゃああああっ!!!」
ジェシーの悲鳴が響いた。
早く、助けなきゃ…!!
それを聞いて咄嗟にそう思う。
でも、そう思った直後、奴らの動きが変わった。
「え…」
「え、あ、あれ…なんで?」
「なんだ?」
あたしやティファ、クラウドは呆気にとられた。
なぜなら直後、奴らはあたしたちの邪魔をするのをやめてその場から消え去っていったから。
まるで何か目的でも果たしたみたいに。
え、なんで…でも、これで終わり…?
上を飛び交っていた分も含めて、全部消えていく。…跡形もなく。
もう…大丈夫、なのかな。
そう感じたあたしたちはパッとその視線をジェシーへと向けた。
「ジェシー!」
「怪我は?」
「えへへ…ドジっちゃった」
いち早く声を掛けたバレットとティファ。
あたしとクラウドも駆け寄る。
するとジェシーは少し照れくさそうに眉を下げてはにかんだ。
そして大丈夫だと伝える様に立ち上がろうとする。
でも、それは叶わなかった。
どうやら足をやられてしまったらしい。
立ち上がれなかったジェシーは、足を押さえて痛そうに顔を歪めた。
「ジェシー!大丈夫!?」
「無理しないで」
その様子にあたしはジェシーの傍に膝をついて、ティファもその体を支えた。
「見世物じゃねえぞ!!!」
その時、バレットが突然そう怒鳴った。
どうやら周りの人達もみんなこっちを見ていて、随分と注目を集めていたらしい。
バレットの声で周りの人達は散っていく。
それを見ながらバレットは軽く舌打ちをした。
「ったく、なんだったんだ。あのウジャウジャはよ?ま、この掃き溜めじゃどんな突然変異がいても不思議じゃねえ。ったく、魔晄炉ってのは…」
アレ、魔晄関係あるのかなあ…?
今考えたところで正解なんてわからないけど…。
クラウドも最初こそバレットと同じように奴らの正体について考えていたみたいだけど、ぶつぶつとした神羅への愚痴に変わっていくのを見てジェシーの傍へと膝をついた。
「大丈夫か?」
静かで優しい声。
それを聞いたジェシーもクラウドに小さく笑う。
だけどその眉は下げられたままだった。
「平気って言いたいところだけど、…あはは」
苦い笑いを零したジェシー。
立ち上がれなかったことは自他共に承知している。
その様子を見たクラウドはそっとジェシーの背と膝の裏に手を回してその身体を抱き上げた。
…うっわ、カッコイイ。
そんなことをさらりとやってのけたクラウドにちょっとドキリとする。
「本当、嫌になる。クラウドに迷惑かけっぱなし」
「気にするな」
クラウドは申し訳なさそうにするジェシーを抱き上げたままお店に続く階段を上り始めた。
あたしやティファ、バレットもそれを追い、ひとまず全員がお店の中へと入った。
お店に入るとクラウドはすぐジェシーを椅子に座らせた。
そして救急箱を持ってきたティファがテキパキと手当てをする。
手当てがちょうど終わったところで、地下からウェッジが上がってきた。
「どうしたんスか、その足!だ、だ、大丈夫っすか!?」
「騒ぎすぎ。全然へーき」
ウェッジは包帯が巻かれたジェシーの足にすぐ気が付いて狽えた。
ジェシーは笑顔を見せて平気だと軽く答える。
でも手当ての様子見てたけど…あれ、だいぶ痛いと思う…。
「しばらくは安静にしてた方が…」
だからこそティファも心配そうにそう言った。
だけどジェシーは頑として頷こうとはしない。
「ダメ!」
そう言いながら立ち上がるジェシー。
だけど結局その場に崩れ落ちてしまう。
作戦当日だから無理しようとしてるんだろうけど…。
「無理すんな!ジェシーは留守番だ」
バレットはそんな様子のジェシーを見かねて言う。
ジェシーは「えっ」とバレットを見上げた。
「作戦はどうするの?ビッグスはもう潜入しちゃってる!今更中止には出来ないでしょ!」
「あー…俺が頑張りゃいい!」
「余計心配!!」
バレットは後ろ頭を掻きながらも気合を見せる。
でも速攻で拒否されてた。
しかもそれにはティファとウェッジもジェシーに同意だと言わんばかりの様子。
…リーダーの威厳とは。
あたしは少し離れたカウンター席からその様子を見ていて「はは…」と乾いた笑いを浮かべた。
「俺がジェシーの分まで頑張るッス!」
すると今度はウェッジがドンと自分の胸を叩いた。
…けど、その力の加減を間違えたようでゲホゲホとむせ返り始める。
いや自分で叩いてむせるなし…。
そんな調子じゃ誰もが不安を覚えるわけで。
バレットは「はあ…」と息をついた。
そしてカウンターの方に目を向けてくる。
カウンターの方にいるのはあたしとクラウド。
バレットの視線の先はクラウドだった。
「お前、今から出られるよな?」
バレットはクラウドに近付いて来てそう聞いた。
まあ多分、それが最善の策…なんだろうな。
あたしもちらりと傍にいたクラウドの顔を見上げた。
「報酬は割増だ」
「おう、任せとけ!」
クラウドはすぐに了承した。
その返事を聞いたバレットは機嫌良さそうに笑う。
「よーし、クラウドを入れて作戦再開だ!」
バレットのその言葉に、異論の声もない。
「私の分までかき回して」
ジェシーがそう声を掛けると、クラウドはそっと笑みを浮かべて頷いた。
ああ、優しい顔だ。
ジェシーとマリンのことはウェッジが任されて、残りの皆は各自準備を整えて駅に集合するようにという達しが出た。
バレットは準備の足しにしろとクラウドにギルを渡した。
その際、傍にいたあたしにもちらっと目を向けて声を掛けてくれた。
「おう、ナマエ。お前もご苦労だったな」
「ほんとにね…。まさか寝起きでこんな戦う羽目になるとは…あー疲れた…ふああ…」
「寝起きかよ。欠伸してんじゃねえよ。寝坊助が」
欠伸をしながらカウンターにぐでーんとしたらガツンとギミックアームの方で頭を叩かれた。
痛い。いやそんな思いっきりたたいてくるわけじゃないけど硬いんだから痛い。
やめてほしいぞまったく。
あたしそっと頭をさすった。
「そういやお前、クラウドのなんでも屋手伝う事にしたらしいな?」
「え?あっ、そういえばバレットには言ってなかったっけ」
「ああ、さっきこいつらに聞かされたぜ。ったく、物好きな奴だな、おめーもよ」
「ええ…?依頼してるくせにー」
そう言えばこの話って結構広まってるというか、もう周知の事実的な感じがしてたけどバレットには話してなかったな。バレットごめん。
どうやら作戦に出る前…というか今のこの騒動の前にティファやジェシーに聞いたようだ。
すると、それを聞いていたクラウドが横から口を挟んだ。
「作戦は俺一人で十分だ」
その声にあたしとバレットはクラウドを見る。
…あ、もしかして、気にしてくれたのかな…。
そんなクラウドの言葉を聞いたバレットは「へっ」と言いながら首を横に振った。
「わーってるよ。ナマエに手伝わせる気なんてねえよ。ナマエ、おめえはティファの無事でも祈っててやれや」
「え、うん。そりゃ、言われなくても勿論」
「おう」
バレットはそうしてお店から出ていった。
ティファもお礼代わりにクラウドに笑みを向け、あたしにはいってきますと口パクで言って同じように外へ。
そんな様子を見送りつつ、あたしはまたちらりとクラウドを見た。
「あの、クラウド」
声を掛けながら、ちょっと思う。
アバランチと自分。
まぁ、つかず離れずと言うのか…。
昨日のジェシーの件とか、ジョニーを助けた事とか…全くとは言い切れないのかもしれないけど、でも基本的には手を出さないようにしている。
ジェシーの件は被害を抑えたい、ジョニーの件はあたし自身が知り合いだっていう個人的な感情もあったしね。
自分の中で、明確に自分自身が望むかどうか…かな。
そこに自分が望む理由があるかどうか。
説明しろって言わると、なかなかニュアンス難しい部分もあるし、まったく無関係ってわけでもないから、曖昧かなって思うこともある。
でも、今回のは…ナシなわけで。
だって、あたしにはそこに注ぎ込める理由が足りないから。
そもそも、最近ちょっと触れる機会が多かっただけで、普段を考えれば手伝っている事と言えば本当にお店のことくらいなものなのだ。
実際、今のバレットもあたしを作戦に加えるつもりで聞いてきたわけではないのだろう。
ただ本当になんでも屋を手伝う事にしたのかって聞いて来ただけ。
向こうもきっと、そんな気はサラサラだろう。
でも、クラウドは手伝うわけで。
だとしても、あたし自身は、そのスタンスは…あまり変える気はないというか…。
「仕事を選ぶ権利はこっちにもある、だろ?」
「……。」
すると、クラウドはまるであたしの心の中を見透かしたみたいにそう言った。
それはなんでも屋の仕事手伝うよって言った時にあたしが言った言葉だ。
クラウドが手伝うならあたしは…って、ちょっとだけ、思った。
たぶんクラウドはそれをわかっていて、そう言ってくれたのだろう。
「…そっか。あはは、うん、ありがと、クラウド」
「別に…礼を言われることなんかしてない。本当に俺一人で事足りる。その事実を言っただけだ」
「おお、流石〜」
「それより、俺もあんたに頼みがあるしな」
「頼み?」
「依頼リスト、作ってくれるんだろ?」
「あ、うん、作る作る!」
こくっと頷いた。
そうだね。今後の為にも依頼内容まとめようかって話したもんね。
「わかった、きちっとまとめておくね!」
「ああ、頼む」
おまかせを!ボス!って言ったら、ボスって言うなってまた怒られた。
だからあたしはへらっと笑った。
そして。
「…気を付けてね」
「…ああ」
最後、そう声を掛ければクラウドは頷いてくれた。
次のアバランチの作戦は伍番魔晄炉の爆破。
また、壱番魔晄炉に続いて大掛かりな作戦だ。
ティファにバレットに、それにクラウド。
どうか、無事に帰ってきますように。
それは心から思う事だった。
To be continued
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