あなたといると、しあわせなのです | ナノ





目まぐるしく変わる情報を追い、収集しているうちに気がつけば窓の外はうっすら白み始めていた。
時刻を確認したのは午前三時が最後だ。つまり約三時間ほどこいつと話していたのかと思うと疲労感が増してきそうで、臨也は小さく息を吐き出す。
キーボードに指を滑らせ退出の意を示すと、案外あっさりと別れの挨拶がなされる。おやと首をかしげながらもチャットルームから落ちようとした手が止まった。


≪そうそう、大事なことを言い忘れていたよ≫
≪誕生日おめでとう、折原≫
≪俺からのプレゼントはさっきまでの情報ということで≫
≪特別に情報料はタダにしてやろう≫
≪ではな≫

九十九屋真一、死亡確認!


「…なんだこいつ」

言いながら脇のカレンダーに目をやると、確かに今日は5月4日。
まぎれもなく、折原臨也の誕生日である。










その1:折原兄妹の場合

その2:岸谷新羅、門田京平の場合

その3:矢霧波江の場合

その4:平和島静雄の場合



番外編:狩沢絵理華の場合








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素敵企画に賛同させていただきました


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