7

僕は笑う
赤い目を光らせて

「ほら、撃たないの?」

キドが構えてるリボルバーの銃口は、キドの心と比例するようにぶれている
僕は歩み寄った
ぶれて狙いが定まらなくても、確実に撃ち殺せるような距離まで
そして0距離
僕はキドを抱き寄せた
そして耳元で囁く

「大好きだよ、つぼみちゃん」

『ドサッ』

その瞬間、突き飛ばされた


しおりを挟む
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -